ちゃんあゆ式国試解説 ~睡眠の問題~
国試、お疲れさまでした
今回は、睡眠に関する問題 問題71
65歳の方の妥当な睡眠時間を問う問題だったんだけど
正直、ちゃんあゆは違和感を感じたんだよね
「65歳限定って、ざっくりすぎない?」
でもこの問題、実は深い意味があるんじゃないかって思う
まず結論から(国試の正解)
正解は ④ 約6時間
根拠
厚生労働省の「健康づくりのための睡眠指針2014」では
夜間睡眠は加齢で徐々に短くなり
65歳で「約6時間」という目安が示されているんだ
だから、この設問の「最も適切」は
④ 約6時間
になるんだと思う
でも、ここからが大事なんだよね
なぜこの問題が出たの?
ちゃんあゆが感じた違和感
「65歳限定って、情報が少なすぎない?」
って思った人、いるんじゃないかな?
でも厚労省が国試で聞きたいのは、たぶんここなんだと思う
「睡眠は長ければ良い」という思い込みを外したい
睡眠時間は年齢で目安が変わるし、個人差も大きい
高齢者の睡眠の特徴を知って、生活支援に結びつけてほしい
厚労省の睡眠指針はまさに
「日中の眠気で困らない程度の自然な睡眠が一番」
という考え方で組まれているんだ
つまり、この問題の裏テーマはこうなんじゃないかな?
「高齢者に若い人の睡眠常識(8時間)を当てはめないでね?」
高齢者の睡眠の特徴って?
高齢になると、こんなことが起きやすくなるんだ
途中で目が覚めやすい(中途覚醒)
眠りが浅い
早寝早起きになりやすい
深い睡眠(ノンレム睡眠)が減る
これって、誰もが経験することなんだよね
でも、ここを知らないと、現場でこうなりがち
「寝られない=病気?」と決めつける
「もっと寝なきゃ」と昼も寝床に誘導する
結果、寝床時間が長くなって、さらに眠れない…(悪循環)
これ、すごく大事なポイントだと思うんだ
近年は「時間」より「質・休養感」を重視している
厚労省の方針転換
厚労省は近年、睡眠を"休養"の柱として扱っていて
睡眠休養感(寝て回復した感覚)の低下が
課題だと整理しているんだ
そして最新の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」
(令和6年2月公表)では
高齢者に対してこう示されているんだよね
高齢者は「何時間寝たか」よりも
寝床で過ごす時間(床上時間)が長すぎないこと
(目安8時間未満)を重視
つまり
「6時間しか寝てない!」より
「寝床に10時間もいるのに、休めた感じがしない」
のほうが問題なんじゃないかって考え方なんだ
じゃあ、なんで「65歳」ってピンポイント?
厚労省の睡眠指針の構成
これ、実は理由があるんだよね
厚労省の「健康づくりのための睡眠指針2014」が
年齢による目安を説明するときに
25歳→45歳→65歳
みたいに節目年齢で例示しているんだ
だから国試は
いちばん覚えやすい節目として「65歳」を使って
「加齢で睡眠時間は短くなる」という基本を問うた…
という設計なんじゃないかなって思う
ちなみに、最新の睡眠ガイド2023では
「成人」「こども」「高齢者」の3つに分けて
それぞれに推奨事項が示されているんだ
高齢者(おおむね65歳以上)への推奨
床上時間が8時間以上にならないことを目安に睡眠時間を確保しよう
食生活や運動等の生活習慣や寝室の睡眠環境等を見直して「睡眠休養感」を高めよう
個人差はあるけど
高齢者でも日中に忙しく過ごしている人などについては
成人と同等の睡眠時間(6時間以上)が必要な場合もあるって
書かれているんだよね

そもそも睡眠って?
ここからは、睡眠の基礎知識について整理してみるね
国試では問われないかもしれないけど
現場で利用者さんの睡眠を支援するときに
絶対知っておいたほうがいいことなんだ
睡眠が必要な理由
厚生労働省のe-ヘルスネットによると
睡眠にはこんな役割があるんだ
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