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マガジンハウスの“コンテンツ力”を体感!【マガジンハウス博】イベントレポート

皆さまこんにちは! CARTA ZERO Lifestyle Digital CONNECT(LDC)です。
メディアプランニングや企画において、「コンテンツの力」は重要な要素ですよね。

今回私たちは、常に時代の気分を捉え、文化を牽引してきた出版社、マガジンハウスの創業80周年記念イベント「マガジンハウス博 “銀座から世界へ”」を訪問しました。『POPEYE』、『anan』、『BRUTUS』といった名だたる雑誌を生み出してきたマガジンハウスのクリエイティビティの源泉とは? そして、そのコンテンツ力が現代のマーケティングにおいてどのように活かせるのか?
本レポートでは、企画のヒントに繋がる展示にフォーカスし、その深層を紐解いていきます。

「マガジンハウス博」とは?

「マガジンハウス博」は、今年で80周年を迎えた同社のこれまでと未来が詰まった博覧会で、銀座のランドマーク「Ginza Sony Park」を丸ごと回遊する大イベントです。
この記事では、特に熱量が高くマガジンハウスの思想が凝縮されていた『マガジンハウスのA to Z』について取り上げていきます。

『マガジンハウスのA to Z』に見るクリエイティビティの源泉

『マガジンハウスのA to Z』は、創業の物語、数々の雑誌創刊の歴史、デザイン編集の秘密など、コンテンツを凝縮してAからZのキーワードにあてはめて雑誌の特集のように作りこまれた展示でした


展示は、戦後の混乱期に人々の日常に活力を届けたいという強い思いから創刊された『平凡』からスタート。
この精神が、マガジンハウスのDNAとして、その後の様々な雑誌へと受け継がれていることを示していました。
会場には老若男女の読者が集まり、世代を超えて愛される雑誌の根源を肌で感じることができました。


 『平凡』創刊号

フロアの一角には、各メディアの創刊からの歴史を振り返るコーナーがあり、その個性を象徴するような歴代の特集や編集長の言葉が、まるでアートのようなパネルで紹介されていました。
マガジンハウスの雑誌は、創業の精神を土台に持ちながらも、時代の変化やニーズに合わせて柔軟に成長し続けていることが実感できます。

例えば、『POPEYE』のサブタイトル「Magazine for City Boys」にちなんで、創刊から『POPEYE』で誕生したいろんなBOYを振り返る展示は、マガジンハウスが時代とともに「文化」を創造し続けてきた力を象徴していました。


POPYE展示:いろんなBOYと共に50年
マガジンハウス社のにぎやかな80年史

伝説の編集哲学に学ぶ、本気のコンテンツ作り

数々の展示の中でも、特に胸を打たれたのは、伝説の編集者・木滑良久さんの『25の言葉』を展示したクリエイターコーナーでした。
木滑さんの言葉は、編集者であるとは「人間活動そのもの」だと感じさせる、エモと情熱に満ちた哲学です。

伝説の編集者・木滑良久さんの編集をめぐる25の言葉

特に心に響いたのは、この2つの言葉です。

●  #5 基本的に自分が面白いことをやるんだよ。自分が面白いと思ったことは読者にもぜったい面白いという確信がなくては。そう、ぼくら自身が読者そのものなんだ。

●  #16 編集者は自分の血となり肉となっているものから湧きでてくる、本当にいいと思うもの、好きなものをつくらなくちゃ。そうでなくちゃ、誰の心も動かせない。

「自分がいいと思ったものを信じ、無我夢中に追求する」という、まさに編集のあるべき姿です。
このあくなき探求心と「本気」が、マガジンハウスの雑誌に一貫した魅力的な世界観確固たる信頼を与えているのだと感じました。

プランナーが再考すべき「コンテンツの価値」

この哲学は、木滑さんの別の言葉からも示唆されています。

●   #22 雑誌が売れないのを不況や携帯電話やウェブのせいにするのはよした方がいい。つくる側に原因があるんです。

私たちは日々の業務で「タイアップ広告よりもSNS広告の方が獲得効率が良い」という声を耳にし、プランニングがSNS広告に流れがちです。
しかし、この展示で体感したのは、強い世界観とコンテンツを本気で作っているプロの手は間違いなく本物で、そこに込められた「熱量」こそが、見る人の心を深く揺さぶるのだということです。


マガジンハウス クリエイティブ スタジオ(MCS)の事例紹介コーナーでは、編集企画力、キャスティング力、雑誌ブランド力という強みを活かし、雑誌ブランドを横断した連携、ブランドブック制作、動画制作、イベントなど、枠にとらわれずクライアント課題に向き合っていることが示されていました。
こうした『編集力』を活かしたアプローチを取り入れることで、提案の幅がもっと自由に、面白くなるのではないかと感じました。
数値化できる効率性とはまた別の視点で、クライアント課題を解決できるパワーがここにはある、プランニングにおける『コンテンツの力』の奥深さを、改めて学んだ気がします。


マガジンハウスクリエイティブスタジオの事例紹介

今回の内容の3行まとめ

●  マガジンハウスのコンテンツが人を魅了するのは、創刊以来一貫した「自分が面白いと感じたことを信じ抜く」という純粋な編集哲学があるからである
●   数値によって可視化された効果だけではなく、熱量を持ったコンテンツは見る人の心を動かす力がある
●   MCS(マガジンハウス クリエイティブ スタジオ)の取り組みは、コンテンツメディアの企画力が領域を超えて事業課題を解決できる可能性を示している


最後に

いかがでしたでしょうか。
本記事では、マガジンハウスの編集哲学を通じ、コンテンツが持つ「熱量」の重要性についてお届けしました。
昨今は数値による効率化が重視されがちですが、作り手の情熱が宿る「コンテンツの熱量」を味方につけることで見る人の心を深く揺さぶるプランニングが可能になります。
コンテンツの力を活かすことがこれからのマーケティングをより良いものにする鍵となるはずです。

このレポートが、皆様のコンテンツメディアの強みの理解や、より踏み込んだ活用への興味に繋がっておりましたら、LDC一同嬉しい限りです。

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