【2025年最新版】Class5からClass4へ!バンフでガイドを目指す人のための運転免許ガイド
現在、カナダ・アルバータ州のバンフで観光業に勤しんでいます。

そんな仕事柄、車の運転は避けて通れない日常のひとつ。特に観光ガイドの仕事では、お客様を乗せて移動する機会も多いため、日本の免許をカナダ仕様に切り替える作業が必要になりました。
「え、でも日本の免許を国際免許に切り替えればよくない?」と思ったそこのあなた、ごもっともです。
実際、旅行や日常の足として使うだけなら、国際免許で十分対応可能です。レンタカーも借りられますし、数ヶ月の滞在ならわざわざカナダの免許に切り替える必要はありません。
ただし!
ここが重要なのですが、お客さんを乗せて走る“商業車”を運転する場合は話が別です。
国際免許やクラス5ではその手の運転はできません。
いわゆる日本で言うところの「第二種免許」にあたる、カナダの「クラス4」ライセンスが必要になります。
クソだるいですよね……(笑)
つまり、観光ガイド・送迎ドライバー・シャトル運転手など、仕事でハンドルを握る人は、「クラス5 → クラス4」までしっかり取得しておかないといけない、ということです。
この記事では、日本の運転免許をアルバータ州で「クラス5」に切り替える方法と、さらに「クラス4」にアップグレードするまでの流れを、自分の実体験ベースでまとめています。これから同じ道を進む方の参考になれば幸いです。
超簡潔まとめ!
この記事、ちょっと長いです。
「とりあえず流れだけ知りたい!」という方のために、まずは3ステップでざっくりまとめておきます。
詳細が気になる方は、このあとでじっくり解説していきます!
■ ステップ①
カルガリー日本領事館で
「日本の運転免許証の英文証明書(運転歴付き)」を発行してもらう(20CAD)
→ 予約必須(電話のみ)、発行まで約10日
■ ステップ②
最寄りのレジストリ(バンフにもある)で、
以下の書類を提出してClass 5(普通免許)へ切り替え(26CAD)
・日本の運転免許証
・英文証明書
・パスポート
・滞在許可証
・住所証明
・就労先の情報(メール画面でもOK)
→ 視力検査&写真撮影あり
→ この時点で日本の免許証は回収されます
■ ステップ③
そのままClass 4(商業用免許)へアップグレード
レジストリで学科試験(英語)を受験(17CAD)
近くのクリニックでメディカルチェック(175CAD)
必要書類を提出して、Class 4免許を取得!(28CAD)
→ 希望すれば写真撮り直しもOK(無料)
以上!
あとはそれぞれのステップについて、リアルな体験を交えて
このあとしっかり書いていきます。
【ステップ①】運転免許の英訳証明書を取得!
まず、Class 5に切り替える前に必要なのが、日本の運転免許の英訳証明書と、運転経歴が記載された証明書です。
…といっても、これ実は1枚の書類にまとめて記載されています。
つまり、領事館で発行してもらう1枚の証明書の中に、「免許の英訳」と「運転歴」両方が記載されているんです。
バラバラに取る必要はないので、安心してください。
発行手数料は2025年時点で20CADでした。
運転歴は2年以上あるとラク!
ここでのポイントは、「運転歴が2年以上あるかどうか」。
たとえばクラス4への切り替えや、GDL(Graduated Driver’s Licence)を省略したい場合、最低でも2年の運転歴があることが重要になります。
私の場合、日本で免許を取得してから7年ほど経っていたので、この証明書でその分の運転歴もカバーできました。
どこで翻訳証明を取るの?
答えは、カルガリーにある在カルガリー日本領事館です。
ここで申請をして発行してもらいます。
日本からでも証明書を取れると言う噂はあるのですが、バンフのレジストリーの職員が言うにはカガリ日本領事館で撮ったもののみ有効だそうです。
通常、発行までにかかる時間は1週間〜10日ほどと案内されていますが、私の場合はちょうど連休にぶつかってしまい、結果的に2週間ほどかかりました。
証明書発行に必要なもの
・日本の運転免許証(有効なもの)
・パスポート
・滞在許可証(就労ビザ、学生ビザ、ワーホリビザなど)
・カナダの住所(申請書に記入)
・就労先の情報、住所(こちらも記入)
これらの情報を記入して提出すればOKです。
領事館は予約制!だけど…
カルガリー日本領事館は基本的に電話予約が必要です。
私はそれを知らずに、カルガリー空港に到着したその足で領事館へ突撃してしまいました。
幸い空いていたので入れてもらえましたが、これはあくまでレアケース。
基本的には事前に電話予約をしてから行くのが確実です。
書類提出の際に、だいたいの発行予定日を教えてもらえますので、できあがりが近づいたら再び電話で受け取り予約をして取りに行きます。
英語が不安でも大丈夫!
カルガリー日本領事館では、すべて日本語で対応してもらえます。
英語に不安がある方も安心して手続きができる環境ですので、まずはこの第一歩をしっかり踏み出しましょう。
【ステップ②】クラス5への切り替え:日本の免許でいきなり取れる!
さて、カルガリー日本領事館で運転免許の英文証明書を無事ゲットできたら、いよいよここからが本格的なカナダ免許への切り替えのスタートです。
まず向かうのは、レジストリー(Registry)と呼ばれる統計・行政窓口。

カルガリー市内にもありますし、私の住むバンフにもひとつあります。
レジストリーに持参するもの
以下の書類を持ってレジストリーに向かいましょう。
・日本の有効な運転免許証
・領事館で取得した英文証明書(運転経歴入り)
・パスポート
・アルバータ州内の住所が確認できる書類(公共料金の請求書など)
・就労先の証明(私の場合は就労先に頼んでメールで送ってもらったPDFをスマホ画面で提示。問題なく通りました)
現地での流れ
書類を提出すると、まず視力検査があります。
その後、免許証用の写真撮影へ。これは地味に重要です。
というのも、ここで撮られた写真がそのまま免許証に使われるため、
「ちょっと今日はボサボサだな…」という日は避けた方がいいかもしれません。
余裕があれば、身だしなみを整えておくと安心です。
日本の免許証は一時的に預かり扱いに
ここでひとつ大事なお知らせがあります。
クラス5の免許を発行する際、日本の運転免許証は一時的に「回収(預かり)」される形になります。
これは制度上の措置で、あなたの日本の免許が「二重発行」状態にならないようにするためです。
この日本の免許証、最終的にはめぐりめぐって半年〜1年後にカルガリー日本領事館へ戻されるそうです。
帰国などで日本の免許を再取得したい場合は、そのタイミングで領事館に問い合わせてください。
最後に紙の仮免許証を受け取る
手続きが完了すると、その場で紙の仮免許証を受け取れます。
これは見た目はただの紙の切れ端のようですが、れっきとした正式な免許証と同じ効力を持っています。
そして、申請時に記載した住所に、約2週間ほどでカードタイプの本物のクラス5免許証が郵送されてきます。
この紙の仮免許、カードが届くまでの間も運転に使えますので、絶対に失くさないように要注意です。
【ステップ③】クラス4への道:ガイドや商業利用には必須
さて、ここからがClass4(クラスフォー)取得への本丸です。
いわゆる「商業運転免許」への切り替え、いよいよスタートです!
観光業や送迎など、「お客さんを乗せてお金をもらう」場合は、クラス4ライセンスが必須です。
このClass4への切り替え手続きも、基本的にはすべてレジストリー(Registry)で行うことができます。
手順もそこまで複雑ではないので、順を追ってご紹介していきます。
クラス4ってどんな免許?
最大24人乗りのバンや、タクシー、リムジン、福祉送迎などを運転できる商業向けライセンスです。
つまり、プロドライバーの第一歩とも言えます。
① クラス5 GDL → クラス5 Non-GDL(フル免許)へ
ここが意外とネックになる方もいますが、ステップできる方もいます。
GDL保持者のままではクラス4の受験ができません。
まずは「クラス5 Non-GDL(フル免許)」を取得する必要があります。
GDL解除の条件
最低2年間の運転歴(カナダまたは日本の記録があれば相談可)
過去1年間に重大な違反がないこと
GDL用のRoad Testに合格すること
実は、日本の免許が長期間有効だったことを証明すれば、GDL期間の短縮や免除ができるケースもあります。
私の場合もこのステップは踏まずに済みました。免許取り立てホヤホヤじゃない方は大方ステップすることができると思います。
② 学科試験を受ける
まず、クラス5の仮免許証(紙のやつ)を持ってレジストリーへ行き、「Class4の学科試験を受けたい」と伝えます。

私の場合は、クラス5へ切り替えたその日のうちに即受験できました。
Banff Registryでは、受付のすぐ隣にあるパソコン端末(デスクトップ)で試験を受けます。
学科試験の概要
問題数:30問中、25問正解で合格
5問以上間違えると即終了(=不合格)
試験はすべて英語
費用:1回17ドル
合格すると、画面に「Passed」と出てきます
試験中、1問ごとに「正解 or 不正解」が表示されるので、
ミスが続くと地味にプレッシャーがかかりますが、逆に正解が続くとかなり気分が乗ってきます(笑)。
試験対策はこれでOK!
「テストって何を勉強すればいいの?」という方、ご安心ください。
対策方法は主に以下の2つです。
❶ 教科書を読む方法(地獄)
対策本は2冊あります:
『Alberta Driver’s Guide』……全126ページ
『Commercial Driver’s Guide』……全104ページ
合わせて230ページの全て英語のテキスト。
カナダにワーキングホリデーに来て、英語力を向上させに来てるんだから、皆さんこれぐらいは余裕ですよね。
んなわけあるかー!!
専門用語だらけの英文を230ページも読んでられるほど暇じゃないし、全部読んだとこで受かる保証もない!
そんな怠惰な私たちに、クラス4合格へと、ぐっと近づけてくれる朗報です。
❷ 神動画で一発攻略!
おすすめしたいのが、紛うことなき“神動画”とも言えるこちらのYouTube対策動画。
この動画をしっかり見て、問題と答えを頭に叩き込めば、ほぼ確実に合格できます。
実際、私はこの動画だけで対策して、1問もミスなく25問で終了しました!
③ メディカルチェック(健康診断)
筆記試験に合格したら、次は医師による健康診断(Medical Check)が必要になります。
バンフにはレジストリーのすぐ近くにあるクリニックがあり、そこで「クラス4用の診断を受けたい」と伝えて予約を取ります。

予約から受診まで、だいたい4日〜1週間前後を見ておくと安心です。
メディカルチェックの内容と費用
内容は以下のとおりです:
視力検査(軽いもの)
医師による問診と診断
……が、これがなんと175ドルもかかります(涙)。
高い。でも、これがないとクラス4は取れません。必要経費です。
④ クラス4免許の発行
以下の3点をレジストリーに提出します
・パスポート
・クラス5の免許証(仮の紙の免許証でもOK)
・クラス4学科試験の合格証明
・メディカルチェックの診断書
すべて提出して問題なければ、その場でクラス4免許が発行されます!
写真の撮り直しも可能!
ちなみに、「クラス5の時、ボサボサで写真写りが死んでた…」という方。
ご安心ください。クラス4取得のタイミングで、写真の撮り直しが可能です(無料)!
私もクラス5のときは満身創痍だったので、クラス4でリベンジできてよかったです(笑)。
これで、晴れてあなたもアルバータ州で合法的に商業運転ができるクラス4ドライバーに!
ここまで来ると、ちょっと感動すらありますね。
クラス4免許取得までの費用まとめ(2025年・最新版)
まず、一発合格&必要書類がスムーズに揃った場合にかかる費用をざっくりまとめておきます。
日本の免許の英訳証明書発行(カルガリー日本領事館)
20CADクラス5免許切り替え手数料(レジストリ)
26CADクラス4学科試験受験料
17CADメディカルチェック(医師診断)
175CADクラス5免許切り替え手数料(レジストリ)
28CAD
合計:266CAD
おわりに:バンフで観光の仕事をしたい人へ
観光の町・バンフで働くうえで、クラス4ライセンスは大きな武器になります。
ちょっと手続きが多くて面倒に思えるかもしれませんが、順を追ってやれば、ちゃんと取れます。
カナダで車を運転して働くというのは、ある種のターニングポイント。
観光業を志す人も、ワーホリで新しい挑戦をしたい人も、「運転できる」というだけで仕事の幅が一気に広がります。
バンフのハイウェイを自信満々で走れる日を目指して、ぜひ頑張ってみてください!
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