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電視観望・天体写真撮影システムの機材選び②~架台・三脚編



■鏡筒の口径と赤道儀の積載重量

耐荷重別に赤道儀に搭載出来る鏡筒の口径の目安を記します。

以下は屈折鏡筒の口径 反射鏡筒(カセグレン鏡筒含む)の口径 赤道儀の最大積載重量の順で記載

屈折70mm 反射100mm 耐荷重2.5〜3Kg 経緯台、ポータブル赤道儀
屈折80mm 反射130mm 耐荷重5〜7Kg 経緯台、小型軽量赤道儀
屈折100mm 反射150mm 耐荷重8〜10Kg 小型赤道儀
屈折120mm 反射200mm 耐荷重12〜15Kg 小型赤道儀
屈折150mm 反射250mm 耐荷重18〜25Kg 中型赤道儀
屈折200mm 反射300mm〜350mm 耐荷重30〜50Kg 大型赤道儀

これ以上は持ち運びが出来ない据え置き型赤道儀になります(自宅天文台用)。反射300mm以上は現実的にはドブソニアン反射鏡筒+経緯台で使っている人が多いです。惑星は355mm(14インチ)を使っているハイアマチュアが多くいらっしゃいます。

※以下の機材の価格はネットで調べた安値を参考に記していますが、価格が変動するすることがあります。

◆自動導入経緯台

いずれの経緯台も自動導入できる2軸モーター内蔵で、乾電池で駆動出来て、SynScanProで制御出来ます。
WindowsパソコンでSharpCapを使えば電視観望出来ます。
尚、経緯台ではAZ-GTiを赤道儀化した場合のみASIAIRで動作します。
最大積載量が5〜6kgの機種は屈折で口径80mm以下、反射で口径130mm以下を目安にして下さい。

SkyWatcher AZ-GTi  

本体重量1.3Kg 最大搭載重量5Kg
43,780円(三脚付きは56,100円)

AZ-GTi

一番おすすめはAZ-GTi で電視観望では定番になっています。ファームウェアの書き換えで赤道儀として使えるのが一番優れているところです。
赤道儀化するには微動雲台とウエイトシャフト、ウエイトが別途必要になります。
尚、ASIAIRでは赤道儀化したAZ-GTiしか、上手く作動しないようです。他の経緯台もASIAIRでは正しく動作しません。但し、パソコンのSharpCapでは経緯台モードでも使用出来ます。

ACUTER OPTICS トラバース 

本体重量0.8Kg 最大搭載重量2.5Kg 
24,800円(三脚付き)

トラバース

安価で軽いトラバースはパソコンと一緒に使うと低予算で電視観望を楽しめます。
独自の専用アプリ(WiFiだけでなくBluetooth接続可)もありますが、電視観望するならSynScanProで制御すれば、スマホのカメラを使ってアライメントすることも可能です。耐荷重が2.5Kgなので50mmぐらいまでの小型鏡筒専用ですね。単三乾電池4本かUSB-C端子からモバイルバッテリーで駆動します。
赤道儀にステップアップした後でも。専用アプリを使えば、眼視用お手軽自動導入経緯台として活躍できます。またタイムラプスキットを使うとスマホのタイムラプス架台としても使えます。

Kenko SE-AT100N

反射鏡筒(D100mmFL450mmF4.5)付
本体重量4Kg+鏡筒1.6Kg 最大搭載重量6Kg 33,418円

SE-AT100N

眼視やパソコン制御での電視観望ならSE-AT100Nも短焦点反射鏡筒(D100mmFL450mmF4.5)付きでカメラさえあればすぐに電視観望を始められます。本体にもスイッチが付いていて操作できます。経緯台自体は自動追尾しますが、自動導入するには純正のスカイコントローラーⅡが必要ですが、高価なので、パソコンとWiFi接続かUSB接続して、SynScanProで動作させます。WiFi接続するならSkyWatcherのWiFiアダプタを別途購入する必要があります。パソコンにUSB接続するにはEQMOD用USB-RJ12ケーブル(2k円弱)が別途必要になります。出来れば1/1.8型以上のセンサーサイズのカメラがおすすめです。

SkyWatcher VIRTUOSO GTi  

本体重量4.7Kg 最大搭載重量6Kg 36,300円

VIRTUOSO GTi 

SE-AT100Nに非常に似てます。どちらもシンタ社の工場で作られていると思われます。
こちらは操作スイッチは付いていませんが、Wi-Fi機能が内蔵されています。勿論、SynScanProで制御出来ます。

SkyWatcher AZ-GTiX  

本体重量2.1Kg 最大搭載重量10Kg 
53,350円(三脚付き)

AZ-GTiX

両側に望遠鏡を搭載できます。最大10Kgまで。片側だけだと6Kgまでのようです。L型ブラケット付属します。もちろん、Wi-Fi内蔵でSynScanProで制御出来ます。

◆小型軽量赤道儀

いずれもASIAIRで制御出来る赤道儀です。
ASIAIRを使ってカメラや架台をコントロールするにはやはり赤道儀を買うのが面倒もなく使えるのでおすすめです。尚、一部の機種以外は別途電源が必要です。
本格的な天体写真撮影のシステムなら鏡筒によってはもう少し大きな中型赤道儀も考慮した方がいいかもしれません。
最大積載量が5〜7kgの機種なら屈折で口径80mm以下、反射で口径130mm以下を目安にして下さい。
最大積載量が8〜12kgの機種なら屈折で口径100mm以下、反射で口径150mm以下を目安にして下さい。

SkyWatcher StarAdventurerGTi  

本体重量2.9Kg 積載重量5Kg 
8,0300円(三脚付き92,400円)

StarAdventurerGTi

AZ-GTiと同じ感覚で乾電池でも動作し、スマホからコントロール出来て手軽に使える安価なStarAdventurerGTiを入門者におすすめします。AZ-GTiを赤道儀化するパーツを揃えたりファームウェアの書換えの手間を考えるならAZ-GTiを買うよりよいかもしれません。
耐荷重はAZ-GTiと同じ5Kgで、本体重量も2.9Kgと最軽量クラスの軽さです。付属の三脚はやや剛性に欠けるので、出来れば本体のみを買って、三脚はもう少し丈夫なものを買った方がいいかも知れません。

SkyWatcher EQ3GOTO-W

本体重量4.8Kg 積載重量5.5Kg  
88,825円(三脚込み)

EQ3GOTO-W

コントローラーの代わりにWiFIアダプターが付属します。
StarAdventurerGTiより3,500円ほど安価で耐荷重は0.5Kgほど多く載せられます。但し本体重量が2Kg近く重くなります。赤経軸のウォームギアは130枚で赤緯軸のギアは65枚です。赤経軸180枚赤緯軸144枚のStarAdventurerGTiを選んだ方が良さそうですが・・・

SkyWatcher EQM35PRO

本体重量5.7Kg 積載重量10Kg  
116,600円(三脚込み)

EQM35PRO

EQM35の2軸仕様の自動導入赤道儀。
EQ3GOTOから赤経軸のウォームギアを130枚から180枚に強化している。(赤緯軸ギアは65枚)
本体重量もEQ5GOTOより重く、耐荷重も少し大きい。

SkyWatcher EQ5GOTO-W  

本体重量5.1Kg 積載重量9.1Kg  
112,000円(三脚込み)

EQ5GOTO-W

口径100mmの屈折鏡筒や口径150mmの反射鏡筒など、もう少し重量がある機材を載せるには耐荷重9.1KgあるこのEQ5GOTO-Wが安価なので使っている人も多くおすすめです。スマホでコントロールできるので、眼視でも写真撮影でも使えます。本体重量は5.1Kgとやや重い。

Vixen AP-WLマウント

(2軸モータードライブ仕様)  
本体重量4.2Kg 積載重量6Kg 158,400円(三脚別売)

AP-WL

元々、一眼カメラの写真撮影用赤道儀として発売されたが、小型電視観望システムを載せるにも耐荷重6Kgで丁度いい赤道儀です。本体重量は4.2Kgと軽量。
Wi-Fi仕様でスマホと連携できます。
日本のメーカーなのでアフターサービスも安心できます。

◆小型赤道儀

以下に紹介している赤道儀はおおよそ20万円前後の本体重量8Kg以下の比較的小型の赤道儀です。
最大積載量が8〜12kgの機種なら屈折で口径100mm以下、反射で口径150mm以下を目安にして下さい。

Vixen SX2WLマウント

(2軸モータードライブ仕様)  
本体重量7Kg 積載重量12Kg 159,885円(三脚別売)

SX2WL

AP赤道儀より3Kg近く重く、搭載重量も倍になります。
ワイヤレス仕様なので、スマホでコントロールできます。
カーボン三脚にすると20万円強の値段になります。
AM3だと予算オーバーという方にはいいかも?
但し、極軸望遠鏡は別売になっています。

CELESTRON Advanced VX  

本体重量7.7Kg 積載重量13.6Kg 177,000円(三脚込み)

Advanced VX

GP赤道儀の仕様の定番赤道儀。価格がやや値上がりしてしまった。本体は7.7Kgとかなり重い。三脚とウエイト付けて21.3Kgかなり大きくて重いので、持ち運びがちょっと大変。
耐荷重は13.6Kgだがそこまでは積めない感じ。8~9Kgぐらいまでにした方が良さそうです。

iOptron CEM26

本体重量4.5Kg 最大積載重量11Kg 
231,000円(アルミハードケース、三脚付き)

CEM26

KYOEIで販売されているちょっとマイナーな赤道儀です。
本体は軽量ですが、独自デザインのセンターマウント式で耐荷重を大幅アップしています。
三脚付きだとAM3より2万5千円ほど安いです。
ASIAIRとはUSBケーブルで簡単につなげられます。

◆中型赤道儀

重い赤道儀は稼働率が下がりますので、予算があれば波動歯車装置の赤道儀が軽量で積載重量が多いのでおすすめです。
最大積載量が20kgの中型機種なら屈折で口径150mm以下、反射で口径250mm以下を目安にして下さい。それ以上の鏡筒は大型赤道儀が必要です。
最大積載量が15kgの機種なら屈折で口径120mm以下、反射で口径200mm以下を目安にして下さい。

SkyWatcher EQ6R-W

積載重量20Kg 
重量17.5Kg+三脚7.5Kg
236,500(三脚付き)

EQ6R-W

ステッピングモーター&ベルトドライブの機種でピリオディックモーションを抑えている。中型赤道儀の部類です。20万円台の赤道儀で口径150mmの屈折鏡筒か口径250mmクラスの反射鏡筒を積載するにはこの赤道儀をおすすします。
こちらはハンドコントローラーが付属していないバージョンです。WiFiアダプター付属でスマホやパソコンからSynScanでコントロールできます。もちろん、ASIAIRでもWiFiステーションモードやシリアルUSB変換ケーブル経由でコントロールできます。三脚込みだと総重量25kgとかなり重いです(ウエイト入れると30kg以上)。本体にハンドルが付いていて持ちやすいです。アリミゾはビクセン規格とロスマンディ規格が取り付け出来ます。
SkyWatcherの赤道儀はほとんどがビクセンGP仕様ですが、この機種だけはタカハシEM仕様(コピー品?)になっています。赤道儀の三脚取り付け部分やウエイト軸(Φ18mmM10)もタカハシ仕様になっています。

ビクセン SXD2WL

積載重量 15Kg
重量 9.2Kg(本体のみ)
281,380円(SZG-HAL130三脚付き)

SXD2

ビクセンの中型機では定番の機種です。
この機種はスターブック10コントローラーは付属していないバージョンです。(WiFiコントローラーが付属しています。)

◆波動歯車赤道儀

やや高価ですが、マウント自体は軽いが搭載重量が大きいのが特徴です。
バランスウエイトを付けなくても運用できるのは取り回しがよく稼働率が上がると思います。
20万円超の赤道儀を購入するなら、このタイプがおすすめ
最大積載量が15kgの機種なら屈折で口径120mm以下、反射で口径200mm以下を目安にして下さい。
最大積載量が20kgの中型機種なら屈折で口径150mm以下、反射で口径250mm以下を目安にして下さい。

ZWO AM3  

本体重量4Kg 最大積載重量8Kg(ウエイト無し) 13Kg(ウエイト付き)
215,600円(カーボン三脚付き255,400円)

AM3

波動歯車装置仕様の赤道儀。USB、WiFi、Bluetoothのいずれかで接続可能。本体重量はたった4Kgで耐荷重はウエイトなしで8Kg、ウエイト付けて13Kgまで載せられます。軽量な電視観望セットなら、重いウエイトも使わずに運用できるのは大きなメリットです。AM3はAM5よりひと回り小型でStarAdventurerGTiを少しだけ重くした感じで、持運びにはかなり楽です。AM3は実用上は反射鏡筒なら150mmまで、屈折鏡筒なら100mmまでを目安にしてください。それ以上を搭載するならAM5をおすすめします。
後のシステムのグレードアップを考えると最初からAM3やAM5を買うのもありです。

SkyWatcher WAVE100i

積載重量10Kg(ウエイト無し) 15Kg(ウエイトあり) 
重量4.3Kg(本体のみ)
278,300円(本体のみ) 301,000円(カーボン三脚付き)

WAVE100i

AM5などと同じストレインウェーブギア(波動歯車減速機)タイプの赤道儀なので、ウエイト無しでも10Kgも搭載可能。
WiFi内蔵だがUSBポートからもASIAIRと接続できます。ハードケース付きです。
ZWOのAMシリーズは四角いデザインですが、こちらは円筒形になってます。

SkyWatcher WAVE150i 

積載重量15Kg(ウエイト無し) 25Kg(ウエイトあり) 
重量5.8Kg(本体のみ)
327,800円(本体のみ) 380,600円(カーボン三脚付き)

WAVE150i

WAVE100iの上位機種です。ウエイト無しで15Kg、ウエイト有りで25Kgも積めます。
ハードケース付き。ライバルはAM5になりますね。

ZWO AM5N

積載重量 15Kg(ウエイト無し) 20Kg(ウエイトあり)
重量 5.5Kg(本体のみ)
340,800円(本体のみ)

AM5N

AM3の兄貴分。マイナーチェンジされた機種。
USB、WiFiのいずれかで接続可能。
重量級の鏡筒にはこちらを選びたいです。
現在、小中型赤道儀ではこれを買っておけば間違いなしです。

■三脚

三脚は40mm径以上の丈夫な天体用カーボン製三脚をおすすめします。

サイトロンジャパン SCT-53/AD-SW II 

53,120円

SCT-53/AD-SWⅡ

40mm径の二段カーボン三脚で最大積載量30Kgで本体2.14Kg。航空機持ち込みも可能な三脚です。
3/8インチと1/4インチのネジに対応したカメラ雲台付属。
ビクセン旧SP,GP,GPD系やSkyWatcherEQ5,EQ3,EQM35系のφ60mmの赤道儀に対応したアダプタが付属。(その他の赤道儀は次項のMOREBLUE社など他社製アダプタが必要。)

INNOREL RT90C 

36,999円

RT90C

4段カーボン三脚で最大径40mmで、耐荷重40Kg、本体重量2.87Kg。コンパクトな長さで持ち運びに便利です。
次項のMOREBLUE社のGIZZO5型互換の赤道儀アダプタを使えば各社赤道儀を搭載できます。

INNOREL NT404C+BL75

27,999円

NT404C+BL75

アマゾンで安価に買えるパイプ径40cmで耐荷重30Kg、自重2.4Kgのカーボン三脚。
次項のMOREBLUE社のGIZZO5型互換の赤道儀アダプタを使えば各社赤道儀を搭載できます。

■赤道儀アダプター

ジッツオ5型三脚用の赤道儀アダプターです。

MOREBLUE SD016

対応赤道儀:ビクセンVIXEN-AP、SX、AX、新型GP2等
取付突起部直径がΦ45㎜の赤道儀
8,000円

SD016

SD017にSD018が付属したセットです。

MOREBLUE SD017

対応赤道儀:ビクセンGP、GPD、旧型GP2、
SKY-WATCHER EQ5等取付直径がΦ60mmの赤道儀
7,000円

SD017

MOREBLUE SD018

VIXEN赤道儀用 45-60変換アダプター
1,600円

SD018

ビクセンの45mm取付径の赤道儀を60mm取付径の赤道儀アダプターや三脚に取り付ける変換アダプター。
SCT-53/AD-SWⅡにビクセン45mm取付径の赤道儀を載せるときに必要です。

MOREBLUE SD019

対応赤道儀:TAKAHASHI EM1S/EM10/EM11/EM200シリーズ、SKY-WATCHER EQ6/AZEQ6GT
7,500円

SD019

MOREBLUE SD024

対応赤道儀:ZWO AM3/5
7,200円

SD024

GITZO トップフラットプレート GS5321SP

3/8カメラネジ
16,864円

GS5321SP


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