山で気力が折れる前に、心を一歩前に出す“ごほうび”
夏の低山で気力が切れる人へ、終盤で効く“ごほうび設計”のコツ
山では、脚より先に気力が落ちる。
特に、夏の低山。終盤のだらだらした登りと、
逃げ場のない暑さが重なるときだ。
体力は残っているのに、進む理由だけが消える。
この状態が、いちばん厄介だ。
だから私は、あらかじめ決めておく。
「どこで報われるか」を。

クッキーを持っていったこともある。
山頂で食べるつもりだったのに、ザックの中で粉々だった。
あのとき思った。ごほうびは、中身より“設計”で効き方が変わる。
いまはこう決めている。
・ランチのあとにしか食べない
・終盤まで持ち越す
・その場で完結する
このルールに変えてから、気力の落ち方が変わった。
たとえば桃缶。
重たいし、かさばる。軽量化とは真逆の存在だ。
それでも持っていくのは、
ここまで運んできたという事実が、そのまま価値になるから。
山頂で缶を開ける。
プルタブの音が、やけに大きく響く。
シロップごと飲み切る甘さが、疲れた身体にそのまま流れ込む。
少し雑なくらいの甘さが、ちょうどいい。

もうひとつは、ドリップ珈琲。
豆を挽いて、お湯を沸かして、ゆっくり注ぐ。
風がある日はウインドスクリーンを立てる。
その手間ごと、気持ちを立て直してくれる。
効くごほうびには、共通点がある。
すぐ報われること。
そこまで我慢する理由になること。
そして、少しだけ面倒であること。
この3つが揃うと、気力は戻る。
次の山では、「何を食べるか」じゃなく
「どこで報われるか」を先に決めておくといい。

おわりに|🍑「コレがあるから」という山の燃料が、心の支えになる
最後まで読んでくれて、ありがとう。
スキやフォロー、コメントをもらえるたびに、
「あ、誰かに届いたんだな」って思えます。
無理に反応しなくても大丈夫。
ただどこか一行でも引っかかったなら、それで十分です。
また山で拾った話を、持ち帰ってきますね。
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