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第4636話 天使のナイフ

犯人は、未成年。
13歳の中学生だった。
薬丸 岳著「天使のナイフ」

少年は 人格の形成途上にあって
未熟な反面、柔軟性に富むことから
「可塑性」が高い。(判定)
適切な矯正教育を施すことにより、
元の非行少年に戻らずに更生した状態を
保ちやすい傾向があるから
前科 ではなく、前歴。
最愛の人を失い、苦しみ続ける被害者と
少年法に守られる加害者。

物語に 様々な被害者と加害者が登場。
ケースバイケース(個々)に対応しきれ
ないがゆえの ある一定の基準、法。
読み進む中でも 自分の中での答えが
二転三転する事例(作者)の仕掛け。

疑わしきは罰せず 
では ないけれど、基準(法)に設けられる
グレーゾーンの余地。
被害者は どう向き合い、
その後 どう生きていけばいいのか。

加害者にとっての 真の救いとは。
それは 触れないことなのか?
きちんと 向き合い、
償った先にあるものではないか。
向き合うことが 更生を阻害することになる
因果関係がわからず、
加害者が謝罪したとところで
被害者遺族として 許せるかどうかも答えが出せない。

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