KJourney | ピンチとミラクル@成田〜アメリカ ロサンゼルス 🇯🇵🇺🇸
14時45分成田発ロサンゼルス行き。チェックインカウンターに着いたのはは13時を少し過ぎた頃だった。
パスポートとコロナ陰性証明書を渡すと、「エスタですか?」と聞かれた。「エスタって何ですか?」
「ビザみたいなものです」
「ん?アメリカってノービザですよね?」
「いえ、アメリカ入国にはビザが必要です」
「え、、、それってすぐに取れるもんですか?」
「アメリカ大使館のホームページから申請して、72時間となっていますが、通常は翌日発行です」
「今からなんとかならないですか?」
「チェックインカウンターは13時45分に閉まりますので、30分後です。もう本日ご搭乗いただくことはできません」
なにーーー!
早くて明日ってこと?明後日かもしれない?明日の午前中ならLAからメキシコに飛ぶ便には間に合う?でも午後なら無理か?コロナ陰性証明の検査またやるの?航空券も変更不可だから全部買い直し???
頭がクラクラして一瞬飛びそうになった。
いや、でもまだ諦めるのは早い。
「30分あるんですよね?やれるだけやってみます!」
アメリカ大使館のHPからエスタ申請ページへ。8ページもあんのかい!長っ!よく分からない項目は適当に埋めて、申請ポチ。
その後交渉すべく大使館に電話するも、自動ガイダンスが言う番号でなかなか合うものがない。いつか直接話せるメニューが出てくることを祈って、それっぽい番号を選んで行き止まりまで行くと切ってまたかけ直す、、、を何度か繰り返してようやく辿り着いた。
「もしもし!先程申請したエスタを今すぐ発行して欲しいのですが!」
「アメリカ税関のシステムで管理しているためこちらでは対応できません」
「じゃあそこの電話番号教えてください!」
教えてもらった番号にかけるも、国際電話なんて久しぶりでどうかけていいか分からず番号だけ押しても繋がらない。
ここは冷静に調べながら、携帯の契約内容を変更して、最初にXXXを押して、教えてもらった番号を押して、、、も繋がらない!なんで?
あー!もう13時44分!後1分で閉まる!
とりあえず電話を掛けながら今まさに閉まろうとしているチェックインカウンターに戻り、事情を説明して電話が繋がるまで待ってくださいと頼む。
とその時、ESTAなんちゃらというメールの通知が。
「なんか来ました!」と言ってカウンターの人に見せると、「これは申請を受け付けたという連絡ですね、発行ではないです」と言いながらも、「念のため申請ステータスを確認してみますね」と検索してくれて、、、
、、、
「あ!!発行されてます!」
「マジですか?!」
「奇跡です!最短記録です!ご搭乗いただけます!」
「やったー!!!諦めないで良かったー!」
うわー!きゃー!パチパチパチパチ^ ^ ^ ^ ^ ^
両隣のカウンターの人たちからも祝福の拍手。
久しぶりの旅は波乱の幕開けとなった。
***
LAに朝到着する便だったので、機内でぐっすり眠れば時差ボケをなくせると思って前の日は1時間しか寝ていないのに、エスタ騒ぎの興奮でギンギン。ほとんど眠れないままにLAへ到着。
空港近くのIN-N-OUTでハンバーガーを食べてからアート・ディストリクトに行き、ぶらぶらとイカした本屋やセレクトショップのようなお洒落なカンナビスストアを覗いたりウォールアートを見ながら散歩をしてから、



ウエスト・ハリウッドのホステルにチェックイン。いい歳してドミトリー。
開放的な中庭が気に入ってタバコを吸っていたら、いい感じの兄ちゃんがもらいタバコしにきた。
これだからタバコはいい^ ^
フランス人の彼は旅先でメキシコのプエルト・エスコンディードという街が気に入り、レストランを作ってビザを取ってそこに住んでいる。今はバケーションで西海岸を北上しているところ。ビールを飲みながら話し込んで、なにかと気が合って、ビールも進み、初対面なのに深い話になっていって、心から通じるものを感じた。
これは、一生モンの出会いだ。彼曰く"GIFT"。そういうのをさらっと言えるところがまたいい。長く旅をしているとたまーーにこういう出会いがあるけど、それがまさか初日に!超ラッキーw
夜も様々な国から旅人が集まり盛り上がった。
と1行で終わらせるにはもったいないくらいのユニークで素敵な人たちと仲良くなり、スペシャルな体験をした。
LAの数あるホステルの中から中庭の写真にピンと来たここを選んだが、正解だった。宿は人を選ぶ。いい宿にはいい人が集まる。
出会いはタイミング。今日じゃなければきっとこの出会いはなかった。
諦めないで本当に良かった。

2022年春
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