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【映画感想】「メリー・ポピンズ」| 銀行ピンチ!意外と金融危機が描かれてる

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1964年公開のディズニー・ミュージカルの名作です。

ジュリー・アンドリュースの映画デビュー作であり、代表作の一つとして今も世界中で愛されています。

「チム・チム・チェリー」や「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」など、一度は耳にしたことのある名曲が満載。実写とアニメーションを融合させた映像も当時としては画期的で、何度観ても心が弾むファンタジー作品です。

2018年には続編も公開され、世代を超えて愛され続けています。


あらすじ

ロンドンの桜通り17番地に暮らす銀行家バンクス家では、子どもたちの世話をするナニーがまた辞めてしまいました。

姉のジェーンと弟のマイケルはいたずら好きで、これまで何人ものナニーを困らせてきたのです。

父は厳格な理想を掲げて新しいナニーを募集しますが、子どもたちは「優しくて、一緒に遊んでくれる人がいい」と願いを書いた手紙を作ります。その手紙は不思議な力によって空へ舞い上がり、風に乗って一人の女性の元へ届きました。

翌朝、東風に乗って現れたのは、不思議な魔法を操るナニー、メリー・ポピンズ。

魔法のバッグから大きな家具を取り出したり、指を鳴らすだけで部屋を片付けたりと、次々に奇跡を見せる彼女に子どもたちは大喜び。

さらに大道芸人や煙突掃除人として働く陽気な青年バートとともに、絵の中の世界へ飛び込むなど、夢のような冒険が始まります。


感想

んーっ、楽しい!!

まさにディズニーらしい夢いっぱいの世界です。

実写とアニメーションを融合させた映像は、今見ると時代を感じる部分もありますが、それ以上に「こんなことまでやっていたの!?」という驚きがあります。当時のスタッフの情熱が伝わってきますね。

ストーリーも終始明るく、観ているだけで自然と笑顔になります。

そして、やっぱり歌いたくなるんですよ。

♪スパカリフラジリっ……

がぶっ!!

舌噛んだ……痛い……(꒪ཀ꒪」∠)

あれ、最後まで言える人いるんでしょうか(笑)。

特に印象に残ったのは、バートを演じたディック・ヴァン・ダイク。

実は彼、陽気なバートだけでなく、銀行頭取ドース・シニアとの一人二役を演じています。

まったく別人にしか見えませんし、煙突掃除人たちとのダンスシーンは圧巻。身体能力の高さに思わず見入ってしまいました。

今回は吹き替え版で鑑賞したのですが、その二役を担当していたのが山寺宏一。

七色の声と呼ばれるだけあって、本当に見事でした。

基本的には明るい作品ですが、大人になってから観ると「おや?」と思う場面もあります。

子どもたちが銀行を見学した際、役員たちは「銀行ほど安心してお金を預けられる場所はない」と胸を張ります。

しかし現代の私たちは、バブル崩壊や金融危機を知っています。

「そんな時代もあったんだなぁ」と、妙に感慨深くなりました。

さらに、マイケルの2ペンスを強引に預金させようとしたことをきっかけに、周囲の客が「銀行が危ない!」と勘違いし、預金を一斉に引き出そうと大混乱になります。

まるで取り付け騒ぎ。

日本で起きた「豊川信用金庫事件」を思い出してしまいました。

偶然とはいえ、驚くほどリアルな描写です。

そして、この作品で意外だったのが「お父さん」にもしっかり寄り添っていること。

バートは子どもたちに、お父さんは誰にも弱音を吐けず、一人で家族を支えているのだと語ります。

ディズニー作品では子どもの視点が中心になりがちですが、本作では働く父親の苦労にも優しく目を向けています。

きっと家族を持つ大人が多く働いていたディズニーだからこそ、生まれたメッセージなのかもしれません。

メリー・ポピンズは子どもたちに魔法を見せ、心を開かせます。

けれど彼女が本当に望んでいたのは、自分が子どもたちにとって一番の存在になることではありません。

子どもたちが両親と向き合い、本当の家族の幸せを取り戻すこと。

その役目を果たすと、彼女はまた風に乗って静かに去っていきます。

少し寂しく、それでいて心がぽかぽかと温かくなるラストでした。

観終わる頃には、きっとまた口ずさみたくなります。

♪スパカリフラジリっ……

がぶっ!!

……やっぱり舌を噛みました ……痛い……(꒪ཀ꒪」∠)


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