肘関節の制限因子は”短母指屈筋”が問題
こんにちは!
小田嶋です。
今先ほど富山から帰宅し、軽く3km走ってお風呂に入ってからこのブログを書いてます。
さて、本日は肘関節の可動域制限で特に”見落としやすいポイント”について考察しながら問題を解明していきます。
肘関節が苦手なセラピストさんは集中してご覧ください
もちろん必要な部分は携帯やノートにメモしていただけると「同じ時間を過ごしててもインプットの質が高められる」と思います。
まず、とても大事な視点としてほとんどの場合「母指球筋」が絡んでくることは間違いありません。
母指球筋とは、
・母指対立筋
・短母指外転筋
・短母指屈筋
を総称して呼んでいます。

解剖の教科書やアプリを見てみると、母指対立筋は側面まで付着しているため、筋腹しか治療していない治療家のほとんどは見落としていることが多いです。
その他にも、短母指屈筋においても屈筋支帯付近まで筋線維が伸びており、手関節の動きを制限することもあります。

注意深く圧痛や筋の硬さを見ていく必要があります。
関節筋膜テストや重心筋膜テストが使えればそのまま陽性反応が出るので全く問題ないかと思います。
さらに、今回の最も見逃しやすいポイントは「上腕筋」です。
上腕筋は三角筋の直下に位置し、上腕筋間中隔から起始し尺骨粗面まで付着します。
上腕筋は純粋に肘関節を屈曲する筋肉ですが、上腕筋間中隔から始まっているため、そのほかの上腕に付着している筋群と直接的につながっていると言っても過言ではありません。

さらに、上腕筋の解剖学的な位置関係を考えると”三角筋下滑液包”や”上腕二頭筋腱膜”とも繋がっており、肩関節の制限にもなり得るということです。
肩関節周囲炎や肘関節の制限があれば、立位の状態で三角筋の膨隆から下部を辿っていった際に、上腕筋の可動性や線維っぽい硬さが出ていれば間違いなく絡んできていると言って良いです。
上腕筋の可動性とは、上腕筋をつまんでもらって、矢印の方向に動かすことです。

この動きが出なければ可動性が低いと考えてください。
そして治療の流れとしては、

このように上腕筋を上方向にスライドさせて30秒待つだけです。
アプローチをしてから肘関節の可動域に変化があったり、肩関節周囲炎の疼痛が軽減した場合はもっと細かく検査しポイントを絞りながら介入していくことが必須となります。
それでは、また書きます
ー小田嶋庸介
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