キャンプ場集客向上|「ギア預り」を実装する場合、いくらかかり、どれくらいで回収できるのか?
(CAMPING NOWは、現地泊まり込みでの実地調査から、実装アイデアの提案、行政確認、業者・メーカーとの調整までを一気通貫で支援する「現地伴走パートナー」を提供しています。)
これまで、いくつかの運営改善施策を書いてきましたが、個人的に「一番便利だ」と感じている施策が、この「ギア預り」です。
派手さはありません。
SNS映えもしません。
ただし、
・キャンパーの負担を確実に減らし
・リピートを物理的に固定し
・付随サービスにつなげやすい
という点で、運営側・利用者側の両方にとって完成度が高い施策だと考えています。
今回は、
・実装すると、いくらかかるのか
・どのように回収していくのか
を、ケーススタディとして整理します。
ギア預りとは、どんな施策か(簡単に)
お客さま専用の保管スペースに、自分のキャンプギア一式を置いて帰れる仕組みです。
手ぶらで来られる
手ぶらで帰れる
自宅での収納・乾燥・片付けが不要
キャンプ後に一番しんどい工程が、丸ごと消えます。
結果として、「次はいつ行こうか」を考えるハードルが、一気に下がります。
導入にかかる費用(消費税別)
① 着手金:14万円
現地確認
保管場所の選定
搬入・搬出動線の整理
管理方法の設計
を行います。
※ 同一契約期間内であれば、 他施策とまとめて依頼しても着手金は1回のみです。
② 導入支援費:30万円
ギア預り施策そのものの実装支援費です。
ロッカー仕様の整理
施錠・番号管理ルール設計
受付・引き渡しフロー設計
オプションサービスの切り分け
初期運用時の調整
単なる「保管」ではなく、トラブルが起きにくい運用状態まで設計します。
③ 物理的な設備費用(実費)
想定されるのは、
金属製ロッカー
倉庫・コンテナの一部区画
既存設備の転用
などです。
既存設備を使い回せる場合は、初期費用を大きく抑えられます。
新たに購入したとしても、
・ロッカー1枠あたり 数万円〜10万円前後
が目安です。
※ まずは 3〜5枠程度の小規模導入が現実的です。
初期費用の整理(消費税別)
ロッカー5枠でスタートする場合の一例です。
着手金:14万円
導入支援費:30万円
設備実費:15万〜30万円程度
合計:60万〜70万円前後
回収モデルを現実的に考える
① ベース収益:月額保管料
前提(かなり控えめ):
月額保管料:3,000円
利用枠:5枠
3,000円 × 5枠 = 15,000円/月
年間で 18万円
ここが 下限の安定収益です。
回収を早める「直接的な付随収益」
ギア預りは、他サービスと非常につなげやすい。
設営代行
ギアが現地にある
到着時間が読める
ため、依頼率が上がります。
撤収代行
「片付けたくない」が動機
ギア預り利用者との相性が非常に良い
ギア清掃
ロッカー利用者限定
予約制・まとめ対応
にすることで、オペレーション負荷を抑えながら収益化できます。
これらは、
1回あたりの単価が比較的高く
利用者の心理的ハードルが低い
ため、回収スピードを確実に押し上げます。
間接的な効果:連泊につながる
もう一つ大きいのが、「ナイト・チェックイン」との相性です。
ギアはすでに現地にある
到着が夜でも設営不要
となると、「金曜の夜に来て、2泊する」という選択が現実的になります。
これは、
・連泊率の向上
・サイト稼働率の底上げ
につながります。
回収期間の目安(再整理)
月額保管料(安定)
設営・撤収・清掃(直接収益)
連泊増による稼働率向上(間接効果)
これらを組み合わせると、2〜3年程度での回収も十分現実的です。
単体で見ると地味ですが、組み合わせることで一気に効いてくる施策です。
なぜ「一番便利」だと思っているのか
利用者の負担が分かりやすく減る
運営側の売上導線を広げやすい
小さく始めて、確実に育てられる
この3点が、他の施策よりも揃っています。
最後に
ギア預りは、
・派手ではない
・目立たない
でも、キャンプ場の「戻る理由」を物理的につくる施策です。
まずは数枠だけ。
そこからで十分です。
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