筋トレみたいな英語学習——シャドーイングを始めて3日間で気づいたこと
頭を使わない勉強をしていた
英語の勉強をしている、と思っていた期間は長い。AIとのスピーキング練習、英語のYouTube動画、Podcastの聴き流し。どれもやっている間は「英語に触れている」という感覚があった。
ところが3日前からシャドーイングを本格的に始めて、その感覚がいかに曖昧なものだったかを思い知らされています。
終わった後のガス欠が違う
使っているのは谷口恵子さんの著書『TOEICリスニング満点コーチが教える 3ヶ月で英語耳を作るシャドーイング 改訂2版』です。このメソッドは7つのステップで構成されていて、まず耳で英文を聞き取り、ディクテーションをして、テキストと照合し、聞き取れなかった原因を突き止め、集中的に練習をして、ようやくシャドーイングに入るという流れです。
1日ですべてのステップをこなすのではなく、毎日15分の中でできる範囲を進めていく。3日かけてようやく最初の課題のシャドーイングまで辿り着きました。
やってみて最初に気づいたのは、勉強が終わった後の疲れ具合がこれまでとまったく違うということです。口も疲れますが、それ以上に頭がガス欠になる感覚があります。すぐに次のタスクに移れない。それだけ密度が高い作業をしているのだと思います。
止まる、置いていかれる、またやる
シャドーイング自体はかなり難しいです。聞こえてきた音をそのまま口に出すだけのように見えて、中途半端に英語の知識があるぶん余計に難しい。聞き取れない音に出くわした瞬間に脳が止まろうとする。その隙にスピーカーはどんどん先へ進んでいくので、あっという間に置いていかれます。
回数をこなすうちに少しずつ止まる回数は減ってきましたが、そこに至るまでのトライ回数はかなり多かったです。
転機になったのは、リンキングやリダクションが実際の音声の中で起きている箇所を自分で特定できたときでした。テキストで見た音と実際に聴こえる音が違うことは知識として知っていました。でもそれが「知っている」レベルから「音声として脳が理解できる」レベルになるには、まったく別の経験が必要だったのだと気づきました。
英語へのアレルギーが薄らいでいる
シャドーイングをやっている理由は職場にあります。本社が海外にあり、決裁権や重要な情報を握っているのはネイティブの英語話者たちです。会議が終わった後にCopilotの録音や議事録を読み直せば内容はわかります。でもそれではワンクッション多い。その場で聞き取れていれば、その場で質問できるし、こちらの要求を伝えられる。その歯がゆさがずっとありました。
3日間やってみて、意外だったのは「楽しい」という感覚があることです。きつい、でも楽しい。筋トレに近い感覚です。体が少しずつ変わっていくような手応えがある。英語に対して持っていた「日本語より処理コストが高い」というアレルギーが、じわじわと薄らいできている気がします。
まだ3日です。でもこの3日で、これまでの勉強との違いははっきりわかりました。続けていこうと思います。
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