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番外編:24  Automatic

なんの疑いもなく、月曜日から金曜日まで出勤。
入社後数年は、土曜日の出勤もあった。

始業時間に間に合うように家を出て、
終業時間のチャイムを聞き、
今日は2時間残業か…と時計をうらめしく見る。

今日は…
毎朝の定例業務の後は、会議が2件。
来週締め切りの提出資料があるから、引き続きやって、上司に報告。

電話が鳴る。
不明点の問い合わせ。
また鳴る。
また問い合わせ。

やれやれ。
ようやく帰れる。

ご飯食べて、お風呂入って、寝る。

目覚めれば、またこの繰り返し。


担当業務があって、期限までに終えて。
新しい制度が始まって、失敗しながらもなんとかクリアして。

担当だもの。
仕事だもの。
やるべきことだもの。

『自分』がやってる気になっていた。
コントロールしているような気になっていた。


なんか違う、と気づいたのは最近のこと。

9時になった。
さ、切り替えてPC作業を引き続きやろう。
とはいえ、
締め切りはないし。
メールが頻繁に来て、回答することもないし。
他に今日は予定もないし。
ま、気ままにするか。

会社員を卒業した今、
毎日々々、正真正銘、
自分がやることと時間割を決めない限り、
何も起こらない。

仮に
やることがなかったら
いるだけの時間が過ぎていく。


逆に言えば、
会社に行く毎日は、
やることはてんこ盛りだった。

好むと好まざるとにかかわらず、
意思にかかわらず、
だ。

とてつもなく大きいAutomatic。


シニアに必要なのは
『きょうよう きょういく』だと
何年も前から多くの方々にお伝えしてきた私は、
今、自分自身がその界隈にいる。

今日 用がある。
今日 行くところがある。

そのために、絶賛準備中の私だ。
やることは、ないわけではない。


ところが、
なのだ。

資料を準備したり、
どんな風にやっていこうかと
青写真を描いていると、
キリがなくなる。

始業・終業時間がきっちり決まっているわけではない。
上司がOKやNGを出すこともない。
もう少し、もう少し、と欲が出てくる。
すると、ずっと思考状態が続く。
なんなら、気になって頭から離れず、寝つきが悪くなる。

目下のところ、私の課題は、自ら意識的にメリハリをつけること。

何十年も続いた、
あのAutomaticが機能していることが、
ひとつのメリハリだったんだ、
と振り返る。


他人様にお伝えし続けてきたところで
それは、所詮知的理解でしかない。

自分自身がその場に立って、
あぁ、このことか、と気づくことがある。

しかも、
思いもよらないような小さな場面で。

「サンデー毎日」って聞いていた。
そんなばかな、と思っていた。
しかし、カレンダーを見なければ、曜日に確信が持てない。
なるほどね、と思った。

先人たちはすごいわ。
人生の先輩にはかなわない。
こういう道のりを先に歩いて行ったわけだ。


何もかもフリーなのは
バリバリ会社員の時は
一見よさそうに見えた。

が、
私には、
思いつきではない、
ちょっと不自由さ=決めごとを
アクセントに入れたら、
それがAutomatic機能になるのでは?
と。

プールに行くのは金曜日の午前中、とか。
火曜日の15時には図書館に行って文献をチェック、とか。
ジムは営業日の16時30分開始、とか。


セカンドライフ一年生は、試行錯誤の繰り返しだ。
着地点に落ち着くというより、
ing形のまま進むような気もする。

それもまた
いと をかし♪
なら、まずまずではなかろうか。





再訪のみなさま、今回もお越しくださってありがとうございます。
新たにお目にかかるみなさま、今後ともよろしくお願いいたします。

番外編にようこそいらっしゃいました。
パチパチ!と拍手で歓迎しております。👏👏👏
ありがとうございました。
コメント、メッセージは返信できない場合もございます。
あらかじめご容赦いただけますと幸いです。

kimchi 拝


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