【#14】時短勤務で肩身が狭いと感じたとき
時短勤務で働いていると、ふとした瞬間に肩身の狭さを感じることがあります。
周囲より早く退社するとき。
子どもの体調不良で急に休むとき。
忙しそうな同僚を残して職場を出るとき。
「また迷惑をかけてしまった」
「自分だけ早く帰って申し訳ない」
「周りは本当は不満に思っているのではないか」
そんな気持ちを抱えながら、毎日働いているママ・パパも少なくありません。
しかし、時短勤務は仕事を楽にするためのものではありません。子育てと仕事を両立しながら、働き続けるために利用する働き方の一つです。
限られた時間の中で仕事を終わらせようと、集中して業務に取り組む。退社後は保育園へ迎えに行き、夕食を準備し、お風呂や寝かしつけをする。子どもが寝たあとも、片づけや翌日の準備が待っています。
勤務時間が短いからといって、生活に余裕があるわけではありません。職場を出た瞬間から、家庭での仕事が始まっているのです。
それでも、職場で申し訳なさを感じてしまうのは、周囲に迷惑をかけたくないという責任感があるからでしょう。まじめで周りへの配慮ができる人ほど、自分の事情を後回しにしてしまいます。
けれども、必要以上に自分を責め続けると、仕事にも子育てにも疲れてしまいます。
大切なのは、「申し訳ありません」だけで終わらせず、「ありがとうございます」を言葉にすることです。
「今日は引き継いでいただき、ありがとうございます」
「急な対応をしていただき、助かりました」
「明日は私が対応します」
感謝を伝え、自分にできる形で協力する。そうした小さな積み重ねが、職場の信頼関係につながります。
また、仕事の進め方を周囲と共有しておくことも有効です。業務の優先順位、進行状況、資料の保存場所などを分かりやすくしておけば、急な休みが必要になったときも引き継ぎやすくなります。
一人で抱え込み、「短い時間で全部やらなければ」と頑張りすぎる必要はありません。上司に業務量を相談することも、周囲に協力をお願いすることも、仕事を続けるために必要な行動です。
そして、育児の事情がある人だけが支えられるわけではありません。
今はフルタイムで働いている人も、将来、病気や介護などで働き方を変える可能性があります。誰かの事情を受け入れられる職場は、長い目で見れば、誰にとっても働きやすい職場です。
時短勤務を利用している自分を、「迷惑をかけている人」と決めつけないでください。
あなたは限られた時間の中で、仕事と家庭の両方に向き合っています。今の働き方は、逃げでも甘えでもありません。自分と家族の生活を守りながら、働き続けるための大切な選択です。
肩身が狭いと感じた日は、自分にこう声をかけてみてください。
「今日もできることをやった」
「助けてもらいながら働いてもいい」
「今の自分に合った働き方を選んでいい」
子育て期の働き方は、ずっと同じではありません。今は時短勤務という形を借りながら、自分らしく働き続ける道をつくっている途中なのです。
#育児ママパパ #もやもや相談 #時短勤務 #子育てと仕事 #仕事と育児の両立 #育児中の働き方 #ワークライフバランス #自己理解 #価値観 #キャリア #働き方 #キャリアコンサルタント
