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野球備忘録270~京都からMLB、子供から大人まで~


『1年で潰れると言われた野球部が北国のビニールハウスから甲子園に行った話』

7月9日に発売になった『1年で潰れると言われた野球部が北国のビニールハウスから甲子園に行った話』。弘前学院聖愛高等学校野球部監督の原田一範さんが書かれた本です。幻冬舎から1650円で出ています。

2001年4月より弘前学院聖愛高校野球部の創部とともに監督に就任し、夏の甲子園に2度出場。常に革新的な取り組みを行い、各地の指導者から一目置かれる人物である原田監督がこれまでの25年間を書いた面白い本です。

全体に読みやすく面白いのですが、特に第3章の「甲子園中心の高校野球の意識を変える聖愛イズム」と第4章の「「勝ち」から「価値」へ。野球に取り組む意味をリフレーミングする」は勉強になる点が多かったです。

<勉強になった事柄>
・守備練習中にスマホからスピーカーで流しているのは、甲子園の前に立ちはだかる光星学院と青森山田の応援曲。
・野球というのは「守備サイドがゲームをコントロールする立場にある」
・聖愛リトルシニアは2007年に結成された、聖愛中学の生徒を中心とする中学硬式野球チーム
・西野亮廣さんの大ファンで、彼の言葉である「世の中にヒューマンエラーは存在しない。あるのはすべてシステムエラーだ」に影響を受けた。
・ノーサイン野球こそ「自主的に徹底する」高校野球の究極の姿だと思っている。
サッカーやラグビーのように監督の指示やサインがなくても一人ひとりが自主的に判断する組織でないと、変化のスピードが上がった現代のビジネス環境に適応できない
濃密なコミュニケーションを交わさないと、ノーサイン野球は無理。風通しの良いオープンな組織作りが求められる。下級生でも上級生に忌憚なくモノが言える雰囲気出ないとダメ。
・24年夏の青森県大会の開会式で、プラン通りに帽子をとって笑顔で振りながら行進した。甲子園に出場できたら入場行進でのパフォーマンスを楽しみに待っていてください。やらなかったら高野連に強制的に止められたと思ってください
聖愛では「目標は甲子園。目的は人間形成」
・監督にとって何よりも肝心な務めとは「目的と目標を明確にして、チーム全員に共有させること」

とても勉強になる1冊でした。

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