変態パソコンシリーズ第2弾~ポケットに入るデスクトップ、GOLE1という狂気の完成形~
世の中には「便利なパソコン」は数多く存在する。
しかし、「意味が分からないほどロマンに振り切ったパソコン」はそう多くはない。
今回紹介するのは、そんな“変態パソコン”の代表格――GOLE1だ。
5インチのディスプレイを搭載し、バッテリー内蔵。
それでいてUSBポートを4つも備え、HDMIや有線LANまで搭載。
一言で言うならば、
「ポケットに入るデスクトップPC」

この狂ったコンセプトに、私は完全にやられた。
■ 出会いはヤフオク、そして一目惚れ
最初にGOLE1を見たのはヤフオクだった。
小さい。
とにかく小さい。
それなのに、ディスプレイが付いている。
しかも、あの金色の筐体。

完全にやられた。
正直、その時点ではGOLE1のことをよく知らなかった。
スペックも用途も関係ない。
「これは欲しい」
その衝動だけで入札し、気づけばそこそこいい値段で落札していた。
届いた個体はWindows11が入ったモデル。
とりあえず動く。小さい。面白い。
――だが、ここからが本当の沼だった。
■ “本来の姿”を知ってしまった瞬間
後から調べて知ったのだが、GOLE1の真の姿はこうだ。
Windows 10
Android 5.1
デュアルブート

……なにそれ、最高じゃないか。
小型PCでありながら、タブレット的な使い方もできる。
しかもOSを切り替えられる。
Windows10とWindows11のデュアルブートとかは私もやっているが、WindowsとAndroidのデュアルブートなんて聞いたことがない。
この“無駄に豪華な仕様”に、私は完全に火がついた。
しかし、GOLE1自体がすでに珍しい。
さらにデュアルブートモデルとなると、ほとんど市場に出てこない。
それでも諦めずに探し続けた。
そして――
ついにヤフオクで発見。
ここは負けられない戦いだった。
結果、なんとか落札。
こうして私は、GOLE1を2台持ちすることになった。
■ ただし、そう甘くはない
手元に届いたデュアルブート機。
ここで思わぬ落とし穴が待っていた。
Windows10が英語版。
設定画面を見ると日本語は存在する。
しかし、選択できない。
完全に封じられている。
つまり、
英語で使うしかない。
変態パソコンは、やはり一筋縄ではいかない。
■ スペックは“ギリギリ実用ライン”
GOLE1の中身は、当時のモバイル向けSoC。
Intel Atom x5-Z8300
メモリ最大4GB
ストレージ最大64GB
今となっては決して高性能とは言えない。
だが、このマシンの本質はスペックではない。
「このサイズで、ここまでできる」
そこに価値がある。
■ 異常すぎる拡張性4
GOLE1最大の魅力は、間違いなくここだ。
このサイズでありながら、
USB ×4
HDMI(フルサイズ)
有線LAN
microSD
をフル装備。

つまり、
普通のデスクトップPCと同じことができる。

キーボードとマウスを繋ぎ、モニターに出力すれば、
それはもう完全に“デスクトップPC”だ。
だが、本体にはディスプレイが付いている。
この矛盾。
これこそがGOLE1の魅力だ。
■ GOLE1を快適に使うためのおすすめ周辺機器
正直、このサイズでWindowsを操作するのはなかなか大変です。
実際に使ってみて「これはあった方がいい」と感じたものを紹介します👇
① ミニキーボード
👉 理由:5インチ操作がキツい → 必須アイテム
・Bluetoothキーボード(折りたたみが◎)
・タッチパッド付きがベスト
② 小型マウス
👉手慣れたマウスは必須
・Bluetoothマウス
・超小型タイプ
③ モバイルモニター
👉あると作業環境が特段に改善
・13〜15インチ
・軽量タイプ
④ microSDカード
👉 容量不足解消に
・64GB〜128GBが最適
⑤ 有線LANケーブル
👉「あえて有線で使う変態感」
ケーブルが柔らかくて使いやすい
■ 使用感:思ったより頑張る、でもやっぱりAtom
実際の使用感はどうか。
まずWindows11の起動。
これは「まあこんなものか」というレベル。
決して速くはないが、致命的に遅いわけでもない。
Atomとしては健闘している印象だ。
アプリの起動はややもたつく。
特に最初の立ち上がりは遅い。
例えばNetflix。
起動までに少し時間がかかるが、
一度再生が始まれば意外とスムーズに動く。
ただし問題もある。
動画再生がカクつく。
これは設定で改善できる。
Chromeのハードウェアアクセラレーションを無効化すると、
再生はかなり安定する。
このあたりの“ひと手間”も、
このマシンのクセと言えるだろう。
■ 5インチ画面の現実
搭載されているディスプレイは5インチ。

発色は悪くない。
むしろ綺麗な部類だ。
だが――
小さい。
タッチ操作は正直やりづらい。
文字もかなり読みづらい。
このサイズでWindowsを操作するのは、なかなかの苦行だ。
結論としてはシンプル。
操作 → マウス推奨
表示 → 外部モニター推奨
つまり、
本体の画面は“おまけ”として考えるのが正解。
■ このパソコンは誰のためのものか
GOLE1は決して万人向けではない。
スペックは控えめ
クセは強い
実用性だけ見れば他に選択肢はいくらでもある
それでも、このマシンには唯一無二の価値がある。
「こんなものを作ってしまった」という事実。
そして、
それを実際に使えるという体験。
■ まとめ:これは“道具”ではなく“ロマン”
GOLE1は、効率を求める人には向かない。
だが、
小さいPCが好き
変態ガジェットが好き
無駄に尖った製品にワクワクする
そんな人には、間違いなく刺さる。
ポケットに入るデスクトップ。
ディスプレイ付きなのに据え置きでも使える。
しかもデュアルOS。
ここまで“意味不明”で、
ここまで“魅力的”なPCはそうそうない。
これはパソコンではない。
ロマンの塊だ。
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