ワインのジャケ買い賛成派です
「ワインの世界って、勉強しようとすると本当にキリがないですよね。
『ただ美味しいワインが飲みたいだけ』。それだけなのに、どうしてこんなにハードルが高いんだろう?とずっと思っていました。
でも、おうちで楽しむワインなら、難しく悩む必要なんてないはず。
『とにかく失敗せずに、美味しい一本に出会いたい‼』 そんな思いで、毎週末のワインを愛する僕が、数々の失敗を経てたどり着いた『独自の選び方』を、包み隠さずご紹介します。」
ラベルの文字は、頑張って読まなくてよし
ワインの選び方の本を読むと、必ずと言っていいほど「エチケット(表ラベル)の読み方」のレクチャーが始まりますよね。生産国が定めた表記から、ワインのグレードや造り方、ぶどう品種、生産者名、などなど・・・
でも、僕はあえて言いたい。「エチケットの情報なんて、頑張って読まなくていいよ」と。
そもそも何千種類と売られているワインのフランス語やイタリア語・英語で書かれている「暗号」を理解しようとするのは無理がありませんか?
「今日は何だか新しい出会いが欲しいな」と買うワインは、僕は直感を信じて、パッと目に飛び込んできたデザインの「ジャケ買い」に振り切ることにしています。
ワインボトルの裏の顔を読め
ワインラベルは、醸造家の「プレゼンシート」。
スタイリッシュなデザインなら現代的なスッキリした味、伝統的で重厚な紋章が描かれていればクラシックな味、かわいい仕掛けや遊びがあれば「楽しんで飲んでね!」というメッセージ……といった具合に、ワインラベルは造り手が思いを込めてビジュアルで語りかけているに違いありません。
なによりワインを飲む僕達は、ラベルを眺める時間もワインの楽しみの大きな要素ですよね。
では、このワインの情報を僕はどう読み解いているのか。
日本で売られているワインの裏側には、必ず日本語のインポーター(輸入業者)のラベルが貼られています。そこには「辛口」「フルボディ」「渋み控えめ」といった、僕たちが本当に知りたい情報が一番わかりやすい言葉で並んでいます。表のラベルは「カッコいいから食卓が華やかになりそう」という直感のために使い、中身の確認は裏に任せる。
気に入ったラベルのワインを開けるワクワク感こそ、デイリーワイン選びの醍醐味です。
そこで、自分なりの「最低限ルール」を作っていこう
僕の場合、見たことのないワインラベルでも「フランス・ボルドー産」だったら、『値段相当の味わいは保証してくれるよね‼』と勝手に安心感を持っています。
ボルドー産の高級ワインなら「渋み」や「熟成途中」がありますが、デイリーワインに関してなら、たとえ期待外れでも大失敗のワインにはならないハズ(と信じています)。
また、好みのワインショップを決めて「前はこれを買ったからこの近くに置いてあるワイン」と選んだり、店の人に「前にこのワイン買ったんだけど、近い感じのワインですか?」とざっくりとした質問をするのもいいかも。聞いてみて違っていたら別のを選べばいいし。
多少の失敗も、ジャケットに免じて
「ジャケ買い」には、もちろんリスクもあります。 直感で選んでみたものの、一口飲んで「あ、これはちょっと僕の好みとは違ったかな……」という経験もいっぱい。
でも、僕はそれでいいと思っているんです。 だって、そのボトルは僕が「いいな」と思って選んだお気に入りのデザイン。中身が少し予想と違ったとしても、テーブルに置かれたその佇まいが素敵なら、「まあ、このジャケットに免じて許してあげよう」という気分になれるからです。
もし中身が口に合わなかったときは、ガッカリして終わりにするのではなく、ボトルの裏側を再確認しましょう!
裏ラベルの「生産国」や「ブドウ品種」で何がいつもと違うかをチェックしてみる。すると、次に棚の前に立ったとき、「あ、前はこの品種が苦手だったから、今日はこっちにしてみよう」という、自分だけの「失敗しない経験値」が少しずつ更新されていくんです。
プレゼントにこそジャケ買い
ジャケ買いを一歩進めて、僕は、プレゼントワインこそ「シーンにあわせたジャケ買い」をおすすめします。
よく「生まれ年のワインをプレゼントに」なんて言いますが、いざ探すとなると大変です。年号によっては数万円の予算を覚悟しないといけないし、そもそも、「そんな記念ワインをもらっても、いつ開けたらいいの?」と相手を困らせてしまいそうです。

そこで僕がたまにやるのが、「ラベルのモチーフ」で選ぶ方法。
例えば、プレゼント相手の「干支」を探してみるとか。
ワインのラベルには、動物が描かれているものが驚くほどたくさんあります。辰年なら龍、未年生まれの友人なら羊……。干支を基準で探してみると、こうした遊び心のあるラベルが案外豊富に揃っています。
「猫好きの友人が来るから、猫のラベル」
「お花の代わりに、花が描かれたボトル」
「鶏のラベル。……ということは鶏料理を食べろってこと?」
難しい知識で正解を当てるよりも、自分の状況や相手の好みに合わせて選んでみる。そんな「こじつけ」こそが、プレゼントの特別な一本に変えてくれるスパイスになるはず。
「飲みやすいワインですか?」という定員さんのチェックだけは忘れずに!
あこがれのキング・オブ・ジャケ買い
「ジャケ買い」を語る上で、絶対に外せない王様がいます。
皆さんご存知「シャトー・ムートン・ロートシルト」ってジャケ買いの王様だと思いませんか?
このワイン、中身が超一流なのはもちろんですが、何より有名なのがラベルです。ピカソやシャガールといった歴史的な巨匠が毎年ラベルを描き、コレクターが血眼になって探す「世界一有名なジャケ買いワイン」と言っても過言ではありません。
いいなと思ったら応援しよう!
よろしければ応援お願いします! 