今の夢は何?と聞かれて、ドキッとした話
転職が決まり新しい道に進む自分が、
最近の中でいちばんドキッとした一言。
「今の夢って、何?」
転職を決める少し前、尊敬している人と飲んでいた時のことだ。
いつも利用している居酒屋。
仕事の話、人生の話、どうでもいい笑い話。
その中で、ふとした瞬間に放たれた一言だった。
「今の夢って、何?」
一瞬、言葉が出なかった。
頭の中が真っ白になった。
夢。
夢。
僕の夢。
小さい頃は、夢なんていくらでも語れた。
「野球選手になりたい」「お金持ちになりたい」「いつかこういう仕事がしたい」
口にするだけでワクワクする。
でも社会に出てからは、いつの間にか
“夢”という言葉を避けていた
いや、目の前の事に必死すぎて自分がどうなりたいのかを考えていなかった。
だから、急に聞かれて、答えられなかった。
沈黙した僕を見て、
その人は笑いながら言った。
「今ドキッとしたでしょ? それ、みんなそうだから。」
その言葉に救われたような、見透かされたような、なんとも言えない気持ちになった。
「夢って、なんだろう」
「俺の夢って、何だったっけ」
気づけば、もう何年も“夢”という言葉を自分の口から出していなかった。
仕事で結果を出して、評価されて、
それが「生きがい」だと思い込んでいたけれど、
本当の“生きがい”は、自分が何を叶えたいのかに向き合うことなんじゃないか。
環境を変えたとか、スキルを磨きたいとか、
そういう表面的な理由よりも、
「もう一度、夢を持ちたい」
夢を語れない自分のままじゃ、
本当の意味で“生きている”とは言えない気がする。
夢は、誰かに自慢するためのものじゃない。
結果で証明するためのものでもない。
自分の中に灯しておく小さな火みたいなもの。
一度消えても、また灯せばいい。
もし今、あなたがこの文章を読んでくれているなら、
最後に同じ質問を投げかけたい。
「今の夢は、何ですか?」
