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”好き”と生きていく 〜わたしと息子の記録⑩終〜

あっという間に、「”好き”を育てる。」の最終回となりました。
書き始めたときは、ただ「ちゃんと形に残したい」という気持ちだけでした。
でもこうして振り返ると、あの日々の一つひとつが、確かに私と息子を育ててくれたのだと感じます。

この記録の中で何度も出てきた言葉があります。
“好き”は育てていくもの。
そして、その環境は家庭でも整えられるもの。

ただ、今はもう一つ、はっきりとわかっています。
“好き”は同じ形でずっと続くわけではないということ。


好きは移り変わる

算数検定の前に、息子は少し荒れていました。
そして試験が終わったあと、ようやく落ち着きを取り戻しました。
しかしその後しばらくは、算数に手をつけるのを嫌がりました。
その代わりに、ロボット大会に出るという新しい目標に向かって歩き始めたのです。

振り返ってみると、息子の“好き”はこれまでいくつもありました。
一番身近で、目に見える結果が分かりやすかったのが算数だった、ただそれだけのこと。

これからも、息子の“好き”は増えたり、飽きたり、時には挫折も経験するでしょう。
算数だけがすべてではありません。
私の願いは、息子が今しかできない経験を通して、たくさんの“好き”に出会っていくことです。


親ができることは、土壌を耕すこと

私はこれまで、息子の“好き”を無理に伸ばそうとしたことはありません。
(いや、検定10級の時は怪しかったかな😅私の反省事項です。)

ただ、興味が芽を出せるように、土をやわらかく耕し、水をあげることはしてきました。

例えば、早くから息子がひらがなを読んだり書いたりできることを知ると、焦る保護者もいるかもしれません。
でも、本当にそんなに心配しなくていいのです。
息子はたまたま算数が好きで、「問題を解きたい」という気持ちが先にあったから、読み書きが自然に”ついてきた”だけ。

読み書きに関して私がやったのは、一緒に絵本を読むことと、部屋に50音表を貼っておいたことくらいです。
子どもは「知りたい」と思った瞬間に、驚くほどの力を発揮します。

だからこれからも、私ができるのは、子どもの“好き”が芽を出せる土壌をそっと整えること。
育てるのは、子ども自身なのです。


これからのわたしの役割

息子の“好き”は、きっとこれからも変わっていくでしょう。
ロボットに夢中になる時期もあれば、また算数に戻ることもあるかもしれません。
あるいは、全く別の世界に夢中になる日もくるでしょう。

そのとき私にできるのは、共に喜び、共に悩み、ときには距離を置きながら見守ること。
「好きの先」にある挑戦や挫折も、すべてが息子の大切な糧になると信じること。

私は、息子の“好き”が芽吹き、育つ土壌を一緒に耕す人でありたい。
時には水をやり、時には日陰をつくりながら、どんな花が咲くのかを楽しみに待つ人でありたい。
それが、これからも変わらない私の軸です。


“好き”は育てていくもの。
形を変えながら続いていくもの。
だからこそ、家庭でもその土壌を耕し続けたい。

未来のわたしがこの記録を読み返したとき、
「あのときちゃんと向き合っていた」と、静かに誇れるように――。

これからも、この日々を積み重ねていきます。


読んでくれたあなたへ


最後までこのシリーズを読んでくださった皆さま、本当にありがとうございます😊
ここまで算数の取り組みを軸に、時系列で記録をたどってきて、ようやく今の息子の様子に追いつくことができました。

これからは、リアルタイムでの悩みや日々の育児の記録も、少しずつ残していきたいと思っています。

また、ロボット大会での取り組みの様子や、今回のシリーズでは書ききれなかった国語力を育てる工夫、息子の“好き”の見つけ方や増やし方など、我が家流の教育についてもお伝えしていけたらと思います!

もし気に入っていただけたら、スキやフォローをいただけると励みになります☺️
これからも、親子で歩む日々の記録をゆるりと綴っていきますので、どうぞよろしくお願いします🙇‍♀️


\次回予告/
算数好き少年は、自然発生した…?
実はその裏には、母がこっそり(でもしっかり)仕掛けた “算数好きになる環境づくりのワザ” があった・・・のかもしれません。

次のシリーズでは、この記録の裏側や誕生秘話、そしてちょっと別の角度から見たサイドストーリーをお届けします。
「算数好き少年誕生の真相」、お楽しみに!



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