晴れた日に【#シロクマ文芸部】愛の種を蒔こう
シロクマ文芸部今週のお題
『晴れた日に』から始まるお話しです。
晴れた日に海に出てみました。波は穏やかに何処までもやさしくキラキラと揺らめいています。
貴方は今、ここにいますか?
言葉足らずの愛を
愛を貴方へ 私は決して今を
今を 憎んではいない
私は貴方のことが好きでした。傍にいて貴方を見ているだけで幸せでした。
3月11日あの日に、貴方は帰らぬ人となりました。もっと早く愛していると言えば過去をかえられたのかもしれないと、詮ないことを考えたりもしました。
あの日のことを恨む訳ではありませんが
今も、もどかしい思いでいます。
歪んだ雲が空を
空を濁して
私の夢は全て
全て 置いてきたの
あの日の空を覚えています。
黒い波が空を覆い尽くし町を襲った あの日のことを
普通の生活、友達、町、愛する人、家族を全てを失いました。
15年の歳月を過ぎても私の心はあの日に置いたままです。
命ある日々
静に誰かを
愛した日々
やさしかったあの笑顔 笑い声
何気ないことが本当にかけがえのないない尊いことだと知りました。
空が晴れたら
愛を愛を伝えて
涙は明日のため
新しい花の種
今日は、遙か地平線まで穏やかです。春の風が私をやさしく包んでいます。
流した涙はやがて風に乗り土に染み、希望と言う花の種を蒔くことでしょう。
恋に焦がれた人は
人は天の上
いつかあの場所でつよく
つよく手を結びたい
貴方は空の上から私を見てくれていますか。
初めて出会った時のあの場所で私は迷いなく貴方に愛を伝えるでしょう。
緑揺れてる
貴方の声が聞こえた気がする。
振り向けば、波でさらわれた町に自然は宿り芽吹きの季節を迎えています。
葉と葉が絡み合い波音と葉すれの音がメロディを奏でています。
木漏れ日の中に貴方が微笑んでいるようです。
空が晴れたら
会いに会いに来て欲しい
涙は涸れないわ
明日へとつながる輪
海を見つめて、波の音を聞いていると、たまらなく貴方が恋しいです。
貴方に会いたい、貴方に会いたい
幾度も叫び、幾度も涙し
涙は涸れることはありません。
涙は悲しみを乗り越える力となりやがて強く大きな輪となるのです。
言葉足らずの
愛を
愛の花を
貴方へ
旨く言えない私の愛を
貴方は受け止めて
くださいますか。
涙は明日のため
新しい花の為に
私は
明日を生きていきます。
終わり
東日本大震災も15年の歳月が立ちました。
私の心の中にもあの日の空を忘れられません。
亡くなられた方のご冥福をここに、お祈りいたします。
あいみょんさんの『愛の花』をイメージして
ありがとうございました。
