ゆっくりと【#シロクマ文芸部】陽だまりの中で
シロクマ文芸部今週のお題
『ゆっくりと』から始まるお話しです。
ゆっくりとしたい場所は…、
と尋ねられたら温泉や海辺のホテルかなぁ…、なんて思いながら歩いていたら、
『あぁ、そうだ』と思いついた場所がありました。
それは、『牧場』です。
毎回会うたびに、馬がどんなに幸せを与えてくれる存在かを嬉しそうに話をしてくれる、H女子(あえて女子とする)に少々惹かれていました。
「私を牧場に連れてって」のひと言に、快く承諾していただいた。
H女子は産婦人科医でありながら、日々パワフルに趣味に推し活に忙しい。
その中にあって、馬の愛は特別深いものがあるらしくその現場をのぞきに行くことにした。

昼過ぎに待ち合わせて、牧場のある西の丘陵地、上場台地へと向かう。右手に玄界灘を見ながら、山裾を車で走ること15分
目指すフォーシーランチ(FOUR“C”RANCH)牧場に着いた。

素敵な出合い

牧場に着いて早々、ゴールデンレトリバーの(リュー君)に出迎えられた。もうここでキューと心を掴まれた。
『可愛い過ぎる!』
それに尾っぽまでふさふさ。
リュー君に導かれてログハウスまで




こちらでは、オーナーの奥様が自慢のハンバーガーとカレーがいただける。勿論、昼飲みOK!
楽しみだ!
先ずは、H女子の乗馬訓練を見学させて貰った。



穏やかな性格
陽だまりの中での乗馬


颯爽と風を切って走る姿

ここではウエスタンネームとして別の名前で呼ばれている。オーナーはクリフ、H女子はマリアと呼ばれ世界が変わる。
現実社会からの解放、心がほどけていくようだ。
私は 馬舎へ行ってみることにした。


牡 4歳 溺愛中
訓練中、クリフさんは禅問答のように馬と、どう向き合うべきか
マリアさんに投げかけていた。
『深い…、深すぎる…、』
感心していると、今度は私に
「馬について知ってることは?」と投げかけられた。返答に困っていると
「馬は、草食動物です。肉食動物から逃げて逃げて生きのびてきた動物です。」
『深い、哲学者のようだ』
私はふと思った

私は歴史家の先生から
かつてこの地に向けて中国大陸から馬が泳いできたと、
この馬が付く地名に間違いがないとしたら、ここにいる馬たちも卑弥呼の時代から逃げて生き延びた馬たちなのだと確信した。

スパイシーにして果物の甘味も感じられる絶品!プラス ビール飲みました!
林を切り開き、ログハウスまで自分で建てたクリフさんの心身の強さに脱帽、風貌からしてただものではないとは思っていたが想像以上だった。心理セラピストの資格も持っている。言葉を選びその一言に重みを感じた。
来てよかった、素直にそう思える場所でした。
マリアさんがコロナ収束後に
こちらで心身共に癒されたことを少しばかり感じ取ることが出来た。
マリアさんにとってここは、
one and only
唯一無二の場所なんだと
そして私は…、

ここまでお読みくださりありがとうございます。
ゆっくり出来て、心身共に癒やされる場所は人それぞれ、見つけられた人は幸せですね。
終わり
