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#毎週ショートショートnote 該当作梨
「該当作梨君、ありがとうおいしかったわ」
そう言ったのは、該当者蟻さんだった。
夜中に吹いた風が木を揺らし、梨の品評会を前にあえなく落下してしまったのだ。
蟻さんは言った
「落ちたときの顔の傷から甘い蜜が吸えました、おかげで空腹を満たすことができました」
梨は
「該当者蟻さんが喜んでくれたなら僕は充分だよ、でも果樹園のおじさんはがっかりするだろうな
僕を品評会に出したかったみたいだから」
それを聞いていた果樹園のおじさんは
「お前は勘違いしているよ、お前レベルのイケメンは他にも五万といるんだよ、うぬぼれるんじゃない」
おじさんは僕を蹴飛ばして果樹園を出て行った。
蟻さんは少し怒って
「梨君の蜜は本当においしかったわ、これから姉さんや母さん父さんも連れて来て良いかしら」
梨は大きく体を揺らし
「人間に食べられるのも、蟻に蜜をなめられるのも一緒さ、どうせなら喜んでくれる蟻さんに食べてもらいたいね」
蟻は言った
「貴方は該当作梨さんだけど
私達にとっては、『該当作有り』君
だわ」
梨は頷き
「人間に食べられるだけが幸せとは限らないね」
終わり
今回、イソップ物語風に作ってみました。お読みくださり有難うごさいました。😊
