マットのカバーを洗う
折りたたみのマットを買った。
床でノラと一緒にゴロゴロとお昼寝出来たら、きっと幸せだ。
まだ仕事を始めていなかったから、気持ちにも余裕があった。
Amazonで2500円くらい。
車中泊やキャンプで使うことを想定した商品で、4つ折りタイプ、4色展開。
ノラの毛は80%が白だから、ベージュが望ましいのだけれど何せ資金不足なので、一番安価なネイビーを買った。
Amazonって色違いで価格が違うことがあって、悩まされることがある。
マットが届いて1日目は、マットの形状が復元されるための放置時間。
2日目から使い始めた。
とりあえず、床に敷く。
逃げるノラ。
昼食後にイチャイチャしたかったのだけれど、想定外の反応をされて少し悲しい。
ノラは自分より大きなものは、犬と人間以外全部怖いらしい。
1時間ほど一人で寝転んでいたら、ノラが恐る恐るやってきて、マットの触感を確認し始めた。
ノラは毛布だってハーネスだって、触り心地を重視するタイプ。
このマットは合格したみたいだ。
そっとマットの上を歩き始めてオバの横に座るノラ。
かわいいじゃないか。
3日目、ピクニックの気分でマットの上で昼食を取ることにした。
ノラは人間の食事に飛びつくことはしない。
匂いを嗅いで食べたいと思っても、そっと舌を近づける感じ。
「だめよ」と言うとすぐに諦める、物分かりのいい犬だ。
こうやってノラは日に日にマットに慣れていって、オバがマットを敷き始めると嬉しそうに上を歩くようになった。
その結果、マットはノラのヨダレ跡で部分的に白くなった。
カリカリに乾いてしまってどうやって落として良いかわからない。
爪で剥がそうとしたが、全く太刀打ちできず。
よく見たら、マットの側面にファスナーがあって、どうやらカバーを外して洗えるようだ。
外れない。
中のスポンジと外側の生地の滑りが悪くて、スポンジを引き抜くことができない。学生時代にセーターの上に無理やり体操服を着ようとしていた、あの感じ。
30分近く格闘してやっと、カバーを外すことが出来た。
この段階で、後悔している。洗い終わったらカバーを装着しなくてはならない。どれだけ苦労するだろうか。
そして、カバーを洗い終わっても落ちないヨダレ。
乾くと白く浮き出てきて、カリカリしている。
やっとchatGPTの登場で、酵素系だとか酸素系だとかの洗剤が適していることを知った。
もう遅い。
察しの通り、30分ほどかかってカバーを装着した。
しかも角を一致させることが出来ず、変なシワが寄っているがもう知らん。
マットの洗濯は、オバが疲れ果てて終わった。
もう2度と洗いたくない。
ノラがマットの上を歩いている。
何故か嬉しそう。
それを見ていると疲れが吹き飛ぶくらい、オバも嬉しい。
そして、ノラは少量の粗相をした。
ノラは時々尿漏れがある。急がないけれどお医者さんに相談してみようとは思っている。
粗相でやりきれないオバ。
ウェットティッシュで応急処置して、そのまま使うことにした。
犬を飼うって、糞尿を受け入れるということなんだな。
