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「そのうち」って、いつ来るんやろ。


「またそのうちにね。」
 
そう言ってくれた。
 
また会える。
 
ふーっと息を吐き
じわーっと幸福感が、
押し寄せてきた。
 
その時はそう信じていた。
 
 
あれから、
学生を卒業し、
社会人になって、
気づけば、ずいぶん月日が流れた。
 
「そのうち」は、
 
やんわりと断る、
僕への優しさだったのか。
 
ほんとうにいつか会おうねと、
思ってくれていたのか。
 
僕に期待だけを残した、
彼女らしい言葉だったのか。

それはわからない。
 
 
でも、
彼女を恨んではいない。

 今でも、「またそのうちにね。」
という言葉だけは、ふと思い出す。

むしろ、
青春の淡い一ページとして、
心に残っている。
 
「そのうち」は、

待つものではなく、

誰かが「今」に変えていくものなんやろう。

 そう思うようになった。

次に僕が、
「そのうち」と言う時は、

本当に会いたい人へ、

伝えたい。


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