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【書評】 なぜか機嫌がいい人がやっている100の習慣

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「ごきげん」は才能じゃない、習慣で手に入るスキルだった



私たちは日々、さまざまな感情の波に揺られながら生きています。


朝起きた瞬間から、SNSを開けば他人の輝かしい投稿が目に飛び込んでくる。


職場では上司の一言にイライラし、同僚の何気ない態度に傷つく。


帰宅すれば家族との些細なすれ違いに疲れ果て、夜ベッドに入っても「今日もうまくいかなかった」という後悔ばかりが頭を巡る。


そんな日々を送っている方は、決して少なくないはずです。


「なぜか機嫌がいい人がやっている100の習慣」は、そんな現代人の心の疲れに寄り添い、具体的な処方箋を示してくれる一冊です。


著者の藤本梨恵子氏は、心理学をベースにしながらも、難解な理論ではなく「今日からできる小さな行動」にフォーカスしています。


本書の最大の特徴は、「ごきげん」を才能や生まれ持った性格ではなく、習慣によって身につけられる「スキル」として位置づけている点です。


これは多くの人にとって希望となるメッセージでしょう。


なぜなら、才能や性格は変えられないと思いがちですが、習慣なら誰でも今日から変えることができるからです。


本書が提唱する「心の新陳代謝」という概念は、非常に分かりやすく、実践的です。


心の新陳代謝とは、身体の新陳代謝と同じように、心も常に循環させることで健康を保つという考え方です。


具体的には、①出す②入れる③巡らせるという3つのステップで構成されています。


①の「出す」とは、ネガティブな感情やストレスを溜め込まず、適切に排出すること。


現代社会では「我慢が美徳」とされることも多く、感情を抑え込むことが当たり前になっています。


しかし、感情を溜め込み続ければ、いつか心は爆発してしまいます。


本書では、怒りや不安、悲しみといった負の感情を健全に手放す方法が数多く紹介されています。


②の「入れる」とは、心にポジティブな考え方や心地よさを取り入れ、リラックスすること。


私たちは日々、膨大な情報にさらされています。


その中には、自分を不安にさせたり、自信を失わせたりする情報も含まれています。


意識的に良質な情報や心地よい体験を取り入れることで、心の栄養状態を整えることができるのです。


③の「巡らせる」とは、心の免疫力を高め、ストレスに強くなること。


一度良い状態になっても、それを維持できなければ意味がありません。


日常的に心のメンテナンスを行い、気分の良さを循環させることで、上機嫌を保つことができるのです。

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