家事支援の国家資格化について思うこと
最近、家事代行サービスの利用促進に向けた議論が、少しずつ広がってきています。
家事代行事業者の方や、すでにサービスを利用されている方はもちろん、
「これって本当に必要なの?」
「いやいや、もっと早く整うべきだったのでは?」
そんなふうに関心を寄せている方も多いのではないでしょうか。
私は、サービスを始めた当初から
「家事代行を公的な仕事になったらいいな」と思っていました。
これは、「家事を福祉化したい」という意味というよりは、
家事が本来持っている“生活を支える力”を、社会的支援として位置づけたいという意味があります。
だからこそ、こうして国の議論のなかで
家事代行サービスの必要性が取り上げられていることが、素直にうれしいと感じています。
4月22日に行われた日本成長戦略会議では、
高市総理から、
家事支援の国家資格化について、来年秋の試験実施、税制措置を含む支援の実現に向けた検討を加速する
という趣旨の指示が出されました。
ここまで具体的に語られたことで、
この仕事が社会の仕組みとして整っていく未来が、少し現実味を帯びてきたように感じています。
ただ、資格や制度が整うこと以上に、大切にしてほしいと思うことがあります。
それは、家事代行を
「家事を代わりにやるサービス」とだけ捉えないことです。
家事は、ただの作業と見られがちですが
・家の中に入ること
・家族の衣食住に触れる仕事であること
それを考えると、誰でもいいわけではない。
この人ならと思える人格と専門性が大切だと思っています。
だからこそ、
家事支援がもし国家資格になるなら、
「効率よく家事ができる人」(もちろん大事!)を育てるだけではなく、
その先にある暮らしや、
家庭の背景に目を向けられる視点も
大切にされてほしいと願っています。
家事支援が、
「贅沢な外注」ではなく、
暮らしを支え、
家庭を守り、
社会全体を支える仕事として
当たり前に認められる社会へ。
そんな流れが、
ここから少しずつ育っていったらうれしいです。
