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A|チーム医療とシステム基盤【5択問題編】|周術期管理チーム認定試験 対策問題集

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♦️ 総論


🔵 周術期管理チームにおける責任と役割の考え方として,最も適切なものはどれか.

  1. 各職種が個別に治療計画を作成し,医師が承認すればチーム内の合意形成は不要である.

  2. 各職種は自らの専門業務に責任を負い,医学的・歯科医学的判断は医師・歯科医師が担う.

  3. 医師が医学的判断を担うため,他職種の責任は指示どおり実施したかどうかに限られる.

  4. タスク・シフトでは業務効率を優先し,職種間の権限境界は運用上明確にしなくてよい.

  5. 記録を共通化すれば,重要事項の口頭確認や認識合わせは原則として省略できる.

解説
1:誤り.個別の計画を医師が承認するだけでなく,多職種が情報を共有し,目標と役割をすり合わせます.
2:正しい.各職種は自らの専門業務に責任を負い,医師・歯科医師は診断や治療方針などの医学的・歯科医学的判断を担います.
3:誤り.他職種にも,専門的評価,実施内容,報告・連携などに関する責任があります.
4:誤り.タスク・シフトを行う場合も,実施条件,権限,報告系統を明確にします.
5:誤り.重要事項は記録に加え,タイムアウトや申し送りなどで能動的に共有します.

➡️ 答え:2


♦️ 各職種の役割


🔵 周術期管理チーム看護師の資格と特定行為研修について,最も適切なものはどれか.

  1. 周術期管理チーム看護師の資格には特定行為研修が含まれるため,資格取得後の追加研修は不要である.

  2. 特定行為研修を修了した区分では,患者の状態が手順書の範囲外でも看護師の判断で実施できる.

  3. 研修を修了した区分の特定行為を,医師・歯科医師が作成した手順書と施設の実施体制に基づいて行う.

  4. 手順書は施設共通の操作手順を示す文書であり,医師・歯科医師が患者状態の範囲を定める必要はない.

  5. 術中麻酔管理領域の研修を修了すれば,麻酔法と使用薬剤を看護師が決定できる.

解説
1:誤り.周術期管理チーム看護師の資格取得と,特定行為研修の修了は別個の要件です.
2:誤り.患者の状態が手順書の範囲外であれば,医師・歯科医師へ報告して直接の指示を受けます.
3:正しい.患者の状態が手順書に定められた範囲内にあることを確認し,施設の体制のもとで実施します.
4:誤り.手順書は医師・歯科医師が,対象患者の状態の範囲や行為内容,連絡方法などを定める指示文書です.
5:誤り.研修修了後も,麻酔法や使用薬剤を含む麻酔計画の医学的判断は医師が担います.

➡️ 答え:3


🔵 手術を予定している患者が「説明は受けたが,合併症の意味がよく分からない」と看護師へ話した.看護師の対応として,最も適切なものはどれか.

  1. 看護師が手術の適応,代替治療,合併症を改めて説明し,同意を取得する.

  2. 同意書の署名を確認し,理解に不安が残っていても予定どおり手術準備を進める.

  3. 患者に代わって看護師が治療法を選び,その内容を医師へ報告する.

  4. 理解できていない点を確認して医師へ共有し,再説明の機会を整えて意思決定を支援する.

  5. 不安を傾聴したうえで,再説明が必要なら患者自身が医師へ申し出るよう案内する.

解説
1:誤り.手術の適応・代替治療・主要なリスクの医学的説明と同意取得は医師が担います.
2:誤り.署名の有無だけでなく,患者が説明を理解して意思決定できているかを確認します.
3:誤り.看護師が患者に代わって治療法を決定するものではありません.
4:正しい.看護師は理解の程度と疑問点を確認し,必要な再説明につなげ,患者の意思決定を支援します.
5:誤り.患者任せにせず,必要な再説明を医師へ依頼できるよう調整することも看護師の役割です.

➡️ 答え:4


🔵 閉創前のガーゼカウントが一致しなかった場合の対応として,最も適切なものはどれか.

  1. 執刀医へ知らせず,看護師2名で再カウントしながら閉創を継続する.

  2. チームへ共有して再カウントと術野・周辺の検索を行い,解決しなければ施設手順に従って画像確認などを検討する.

  3. 再カウントで見つからなければ,不一致を記録して閉創し,症状が出た場合に画像検査を行う.

  4. X線不透過性ガーゼを使用しているため,検索より先に術中X線撮影を行う.

  5. 執刀医が術野に遺残はないと判断すれば,カウント不一致は解決したものとする.

解説
1:誤り.閉創を続けたまま看護師だけで処理せず,チームへ共有して対応します.
2:正しい.再カウント,術野・室内・廃棄物などの検索を行い,未解決なら施設手順に沿って画像確認などを検討します.
3:誤り.症状の出現を待たず,閉創前に原因検索と必要な確認を行います.
4:誤り.まず再カウントと術野・室内の検索を行い,未解決時に施設手順に沿って画像確認を検討します.
5:誤り.術野の目視だけでは不十分であり,カウント不一致が解消したことを客観的に確認します.

➡️ 答え:2


🔵 全身麻酔中の臨床工学技士の業務として,最も適切なものはどれか.

  1. 全身麻酔装置の使用前点検には関与できるが,麻酔中に装置を操作することはできない.

  2. 医師の包括的な指示があれば,人工呼吸条件を患者状態に応じて独立して決定できる.

  3. 麻酔記録へ代行入力し,医師の最終確認を受けずに記録を確定する.

  4. 循環変動の原因を診断し,昇圧薬の選択と投与量を指示する.

  5. 医師の具体的指示の下で全身麻酔装置を操作し,人工呼吸条件を設定・変更する.

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