G2|合併症別の術前リスク評価|【○×問題編①】|周術期管理チーム認定試験 対策問題集
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♦️ 循環器・呼吸器
🔵 安定した用量で長期内服中のβ遮断薬は,臨床状況に問題がなければ手術当日も継続する.
長期内服中のβ遮断薬は,急な中止で頻脈・血圧上昇・心筋虚血などの離脱反跳をきたしうるため,周術期も継続を基本とします.ただし,新たに適応が生じた場合でも,手術当日に新規導入することは避けます.
🔵 「年齢」は,RCRI(改訂心リスク指数)の独立した加点項目である.
RCRIは周術期心血管イベントの予測に用いますが,年齢そのものは独立した加点項目ではありません.インスリン治療中の糖尿病,腎機能障害,脳血管障害などが評価項目に含まれます.
🔵 DES(薬剤溶出性ステント)留置後の抗血小板薬の中断は,ステント血栓症リスクを伴うことがある.
DES留置後の抗血小板薬管理では,手術時の出血リスクだけでなく,薬剤中断によるステント血栓症や心血管イベントのリスクも考慮します.手術時期や薬剤中断の可否は,多職種で検討します.
🔵 中等度以上の大動脈弁狭窄症が疑われ,直近1年以内の心エコー評価がない患者でも,無症候であれば高リスクの待機的非心臓手術前の追加心エコーは省略できる.
大動脈弁狭窄症では,症状の有無だけでなく,重症度,左室機能,直近の心エコー所見,予定手術のリスクを確認します.中等度以上が疑われ,直近の評価がない患者が高リスク手術を受ける場合は,無症候でも術前心エコーによる重症度評価が必要です.
🔵 非代償性心不全の患者では,待機的非心臓手術をそのまま進めるより,まず心不全の評価と治療を優先する.
呼吸困難の増悪,起坐呼吸,浮腫,肺うっ血などを伴う心不全増悪は,周術期心血管イベントのリスクを高めます.待機手術では,病態を安定させたうえで手術時期を再検討します.
🔵 肺高血圧症の術前評価では,肺血管抵抗の上昇に右室が耐えられるかを重視し,右室機能や右心不全の有無を確認する.
肺高血圧症では右室後負荷の増大に対する右室予備能が周術期の要です.症状・運動耐容能・重症度に加え,右室拡大・右室機能低下・右心不全の有無を評価します.
🔵 高二酸化炭素血症は交感神経活動を抑制し,血圧を低下させる.
高二酸化炭素血症は一般に交感神経活動を亢進させ,頻脈や血圧上昇をきたしえます.ただし,重度になると心筋抑制や末梢血管拡張が強く出て,循環抑制を生じることもあります.
🔵 単純肥満では機能的残気量が低下するが,1秒率も同様に著しく低下する.
肥満では横隔膜が挙上して機能的残気量が低下します.一方,COPDや喘息などの閉塞性肺疾患を伴わなければ,1秒率は比較的保たれ,拘束性の換気障害を示しやすくなります.
🔵 ケタミンは気管支拡張作用をもち,喘息患者の麻酔導入で選択肢となりうる.
ケタミンは気管支拡張作用をもち,喘息患者の麻酔導入薬の選択肢となりえます.実際の薬剤選択は,循環動態や併存疾患などを含めて判断します.
🔵 小児では,上気道炎の症状が消失すれば気道過敏性も直ちに消失するため,最近の上気道炎歴を考慮する必要はない.
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