E|気道・血管確保の手技【5択問題編】|周術期管理チーム認定試験 対策問題集
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♦️ 血管確保
🔵 緊急性のない成人に通常の末梢静脈路を新規確保する際,部位選択として最も適切なものはどれか.
手背または前腕の末梢側で,関節運動の影響が少なく観察しやすい静脈を選ぶ.
前腕の中枢側から穿刺を始め,失敗したら末梢側へ移る.
手関節の屈曲線上を,固定しやすい部位として優先する.
肘窩の太い静脈を,長期留置の第一選択とする.
上肢に確保可能な静脈があっても,下肢静脈を第一選択とする.
解説
1:正しい.緊急性がない場合は,観察しやすい上肢の末梢側から選び,関節運動の影響が少ない部位を選択します.
2:誤り.再穿刺時の選択肢を残すため,原則として末梢側から中枢側へ移ります.
3:誤り.手関節の屈曲部は,関節運動による閉塞,抜去,血管外漏出などが起こりやすくなります.
4:誤り.肘窩は緊急時などに有用ですが,関節運動の影響を受けるため,通常の長期留置部位としては適しません.
5:誤り.成人では,通常は下肢より上肢の静脈を優先します.
🔵 投与内容と血管アクセスの組み合わせとして,最も適切なものはどれか.
短時間の等張晶質液投与に,中心静脈カテーテルを第一選択とする.
中心静脈投与を要する高浸透圧の静脈栄養に,Midlineを用いる.
中心静脈投与を要する高浸透圧の静脈栄養に,先端が中心静脈領域にあるカテーテルを用いる.
短期間の予防的抗菌薬投与に,PICCを第一選択とする.
組織障害性薬剤の持続投与に,観察しにくい末梢静脈路を選ぶ.
解説
1:誤り.短時間の等張晶質液投与では,通常は末梢静脈路で対応できます.
2:誤り.Midlineは末梢静脈カテーテルであり,中心静脈投与を要する薬剤には用いません.
3:正しい.中心静脈投与を要する高浸透圧輸液には,先端が中心静脈領域にあるCVCやPICCなどを用います.
4:誤り.短期間の予防的抗菌薬投与のみを理由に,PICCを第一選択とはしません.
5:誤り.組織障害性薬剤では,血管外漏出を早期に発見でき,薬剤特性に適した血管アクセスを選びます.
🔵 Seldinger法による中心静脈カテーテル挿入の安全確認として,最も適切なものはどれか.
暗赤色で非拍動性の逆血のみを根拠に,静脈内と判断する.
ガイドワイヤーが静脈内にあることを超音波などで確認してから,ダイレーターを進める.
ガイドワイヤーが抵抗なく進めば位置確認を省略し,ダイレーターを進める.
ダイレーターを挿入した後に,ガイドワイヤーの静脈内位置を確認する.
カテーテル留置後に逆血が得られれば,ダイレーター挿入前の確認は不要とする.
解説
1:誤り.血液の色や拍動性の有無だけでは,静脈内であることを確実に判断できません.
2:正しい.Seldinger法では,ガイドワイヤーが静脈内にあることを超音波などで確認してから,ダイレーターや太径カテーテルを進めます.手技終了時には,ガイドワイヤー全体が回収されていることも確認します.
3:誤り.抵抗なく進むことだけでは,静脈内位置を保証できません.
4:誤り.動脈損傷を防ぐため,ダイレーターを進める前に確認します.
5:誤り.留置後の逆血確認は重要ですが,ダイレーター挿入前の安全確認の代わりにはなりません.
🔵 凝固能が低下し出血傾向のある成人に,中心静脈カテーテルを新規留置する.穿刺部位の選択として最も適切なものはどれか.
鎖骨下静脈は感染リスクが比較的低いため,圧迫止血のしやすさより優先する.
大腿静脈は用手圧迫しやすいため,感染・血栓リスクにかかわらず第一選択とする.
内頸静脈など用手圧迫しやすい部位を候補とし,感染・血栓・機械的合併症も含めて選択する.
超音波ガイド下穿刺では動脈誤穿刺を除外できるため,部位ごとの圧迫可能性は選択に影響しない.
内頸静脈は頸動脈誤穿刺の可能性があるため,用手圧迫が可能でも候補から除外する.
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