I|周術期クライシス・合併症対応【○×問題編①】|周術期管理チーム認定試験 対策問題集
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🔵 無脈性電気活動(PEA)や心静止は除細動の適応であり,直ちに非同期除細動を行う.
PEAと心静止は除細動の適応ではありません.質の高い胸骨圧迫を継続し,アドレナリン投与と可逆的原因の検索・是正を行います.非同期除細動の適応は心室細動(VF)と無脈性心室頻拍(無脈性VT)です.
🔵 周術期心停止は監視下で発見されやすく,早期認知と迅速な対応につながりやすい.
手術室では心電図,血圧,SpO₂,EtCO₂などを連続監視しているため,心停止やその前兆を早期に捉えやすい環境です.迅速な胸骨圧迫・除細動・応援要請と,可逆的原因への対応につなげます.
🔵 循環不安定を伴う完全房室ブロックでは,アトロピンが無効なことがあり,ペーシングを検討する.
完全房室ブロック,特にHis束以下の障害ではアトロピンが無効なことがあります.低血圧,意識障害,虚血症状などを伴う場合は,経皮ペーシングを含む緊急対応を検討します.
🔵 大量出血では非常事態を宣言し,指揮系統(コマンダー)を明確にして役割分担する.
危機宣言とリーダーの明確化により,止血,輸血・輸液,検査,薬剤準備,記録,連絡などを同時並行で進めやすくなります.一人で抱え込まず,早期に必要な人員と資源を招集します.
🔵 心タンポナーデを疑う所見を認めた場合,利尿薬で前負荷を下げることを最優先する.
心タンポナーデでは心嚢内圧の上昇により心室拡張が妨げられています.利尿や血管拡張で前負荷を低下させると循環がさらに悪化しうるため,循環を維持しながら心膜ドレナージや外科的解除へ直ちにつなぎます.
🔵 高位脊髄くも膜下麻酔では,交感神経遮断により静脈還流が低下し,心臓交感神経線維まで遮断されると徐脈を生じうる.
高位ブロックでは血管拡張と静脈還流低下により低血圧が生じます.さらにT1〜T4付近の心臓交感神経線維まで遮断されると,迷走神経優位となって徐脈が進行し,呼吸筋への影響を伴えば換気補助も必要になります.
🔵 VF/無脈性VTに対して除細動を行った直後は,脈拍確認に時間をかけず,ただちに胸骨圧迫を再開する.
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手術室でチームと働く現役の麻酔科専門医・指導医「さらりーまん麻酔科医」が、受験生の目線で一問ずつ書き下ろしました😊。過去問の丸暗記ではなく、本番で得点できる"判断できる知識"を身につけるための問題集です。
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