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オリジナル版・プロレス深夜特急…第66回

■アレナ・コリセオ・デ・モンテレイでの北部デビュー戦を終え、ガレージホテルへ戻ってきた。相部屋。いったい何人の選手らとともに一夜を過ごすことになるのか。部屋の中にはベッドが二つ。まだ新人の域を出ないオレが偉そうにベッドへ横たわるワケにはいかない。

入口から見て奥に位置するベッドと、壁の隙間に陣地をとった。横になると、部屋の中に何人か入ってきてスペイン語でああだこうだと会話をしている。長旅で疲れていたオレは挨拶をするのも億劫で、目を閉じ、寝たふりをしていた。

と……また誰かひとり入ってきたようなのだが、その誰かがやってきたことでそれまで部屋にいた人たちが「オー!」と拒絶的な反応を示し、もしかしたらゾロゾロと出ていった?という気配を感じた。しかしオレはすでに意識が半分抜けかけており、何が起きているのかを確認するエネルギーすら残ってはいなかった。そのまま寝てしまったのだが、誰かがすぐ間近にいる気配と強烈な香水の匂いを感じて、一挙に意識が覚醒した。

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