見出し画像

付き合って初めてあおさんが鬱モードになってた

ここ3日程昼から出て終電で帰る、という生活が続いた。
あおさんとは付き合ってからすぐ私があおさんの家に転がり込んで同棲、という生活になり、そして今では完全在宅という形になったのでこんなに間が空くのは久しぶりだった。
1日目は少ししんどそうだけど、仕事に集中できたのかな〜なんて思いながら翌日家を出て

2日目、帰ってくると

あおさんがしわしわピカチュウになっていた。

しわしわあおさんの隣にはウーバーイーツで頼んだであろうポテトと唐揚げの空箱……

いや、カレー作って行ってるやろがい

と思いつつ、寝ながら干からびているあおさんに声をかけると「ずっと眠い」と一言残し眠ってしまった。
そうなのだ、ココ最近あおさんは「なんかやたら眠い」「体が不調だ」「仕事に集中できない」と言ってしんどそうだった。

う〜ん!そういう時は、エッチなネコちゃん(※1)だ!!

(※1)説明しよう、エッチなネコちゃんとはセクシーな衣装を着て猫耳を付け、食事などを用意する。
それだけなのだが、特別感を演出し、征服欲を満たし、テストステロンを放出させやる気を出させようという作戦である!!!

詳細は省くがエッチなネコちゃん作戦は成功した。

が、どうやら一時的な効力しかなく、翌朝には

萎れたセレビィになってしまっていた。

理由はおそらく
「ベティ飯が食べれてない(※2)」
(※2)あおさんは自炊はできるがベティに舌を肥やされてしまった為、インスタントなどを食べなくなってしまった。また、自分で焼いても美味しくないからという理由でパンも焼かない。ベティは5:00に寝てもパンを焼くために朝7:00頃に起こされる。そのあとあおさんは寝る、私は寝れない。
「話せてない(※3)」
(※3)「なにか話して」と言われた時に即座に声を聞かせないといけない。話題はなんでも良いらしい。千夜一夜物語である。
「私が先に寝る(※4)」
(※4)ベティはけして先に寝ることを許されない。あおさんの寝つきが悪くなるからだ。寝つきが悪くなると部屋のありとあらゆるところで寝ようとするのだがいっつも寝違えたり体が痛いと言っているのでベットに引き戻さないといけないのだが、普通に体格差がエグいので出来ない。ので、極限まで起きている、最高で9:00まで起きてた。しんどい、寝てくれ。

そして3日目の朝、ベティが先に寝てしまい、ベティ飯が食べられず、仕事にも集中出来てないあおさんのポストが

これである。

可哀想に…ストレス値が限界に達してしまったのだ。
独りにしてたらこんなことになるのか…
帰ると、虚ろな目をしたあおさんが仕事机に座っていた。「お腹すいた?」と声をかけると「ううん」と言った。
そんなはずないのだ…あおさんは常にお腹すいている。

省略したけどこの日の前日も夜中に起きてホイップモリモリのクレープを頼もうとしていたから、甘いのだったら作るよと声をかけると「もう何が食べたいのか分からない」というわりに「なんかあるのか」と催促してくる人なのだ。

つまり「なんか食べたいけど当ててほしい」に近いニュアンスがあった。
良いでしょう、私は第一手、レアステーキと少量のご飯を食べさせた。
これも余談だがなぜ少量かと言うとあおさんはこの前に夜中の空腹で耐えきれず頼んだ辛さ3倍からあげクンレッドでお腹を壊している。空腹時に詰め込んだからだ。
誰もあおさんを責めないであげて欲しい、あおさんはほんまもんのゴリラなのだ。ゴリラなのに都会に生きている。おはしだって使えるし地下鉄だって乗り換えられる。けど辛さ3倍からあげクンレッドを空腹時に詰め込んだらお腹を壊すということを知らないだけなのだ。

ステーキを食べた瞬間あおさんの目に少し光が差した。「おいし」と呟いていた。

次にお風呂に入れて髪を洗い、体を流し、また少し元気が出てきた様子だ、それじゃあ次はご飯だが…

こういう鬱鬱としたときは!!!!!!!!
すき焼きと鰻だぁぁぁっ!!!!
理論なんて要らねぇ!!!カロリーと贅沢だ!!!!

オラッ!!!!!
オラッッッ!!!!
オラァッッッッッ!!!!!!!!!

すると…

ゴリラのエネルギーが、戻ってきていた。

しわしわのピカチュウでもなく、萎れたセレビィでもなく、いつもの静かで何を考えているか分からないけどなんかご機嫌なんだろうという表情が、戻ってきたのだ。

あおさんはその後仕事机に向かった。
そして一言「元気出た」と呟いていた。

フゥ…やれやれ…今夜もまた、
先には【寝れない】…か────

あんまり家は連続で空けないようにしよう

そう思ったベティなのであった。


いいなと思ったら応援しよう!