【モントリオール】 シカゴ、ニューオリンズ…北米都市の意外な共通点🇫🇷🇨🇦🇺🇸🇬🇧
Bonjour🌷
モントリオールで働きながら、フランス語を勉強しています。もともとは半年の予定が、この街の虜になって2年目になりました😆
わたしは、高校生のときは世界史選択でアメリカの歴史については学んでいましたが、地理には疎いほうでした。
北米に住み始めてから興味を持って、いろいろ調べていくうちに、過去のフランス領だった歴史が、現在の地名や文化に残っていることがたくさんあって、面白いと感じたので紹介したいと思いました💭
①ケベック
Québec
世界共通のフォネティックコードの”Q”でも使用されているケベック。この記事のトップ画はケベック州の旗で、フランス王室を象徴する百合の花が描かれています🪽1608年にフランス人探検家のサミュエルドシャンプランが入植し、ケベックシティを建国しました。ケベックとは原住民の言葉で”川の狭まるところ”という意味で、実際にその地形をしています✨
地図にあるオルレアン島は、フランス中部の都市Orléans 🫧に由来しています。

②モントリオール
Mont-Royal →Montréal
由来:1535年にフランス人探検家ジャックカルティエが、モントリオール島を訪れ、ある山に登り、そして、当時のフランス国王 フランソワ1世(François Ier)に敬意を表して、
Mont Royal =「王の山」と名付けたと言われています。それが時を経てモントリオールになりました。

ここで歴史をおさらい👇
フランスに対して、イギリスは、現在のボストンを中心に1607年に13植民地を成立させます。そしてさらに領土を拡大させ、徐々にお互いの勢力圏が重なっていきます。
そして、両者の対立は深まり、1754年からフレンチ=インディアン戦争が勃発、そして1763年のパリ条約で、フランス領がイギリスに譲渡されました。

ちなみに、1773年のボストン茶会事件をきっかけに、1776年イギリスからアメリカは独立します。
つまり、北米でのフランスの敗北がアメリカ独立に繋がっています。そう考えると、独立記念にフランス🇫🇷から自由の女神が送られたのもそういう流れがあったからとわかるので、面白いですよね🗽
なので、地理的な話に戻すと、実は現在のアメリカにもフランス語由来の地名が残っているんです!
③イリノイ州 シカゴ
Chicago, Illinois
イリノイ州のシカゴはアメリカ第3の都市。
ここも元フランス領、Nouvelle-Franceでした。
Illinoisは、先住民のことばで”人々”という意味とされており、それをきいたフランス人がフランス語風に記載した為、発音しない s が最後についているのです✨
Chicagoも先住民のことばで、”ニンニクのような植物”という意味らしく、なぜ植物なのかは誤解があったように思いますが、こちらもフランス風に記載したため、チカゴではなくシカゴ と名がついたそうです!確かに英語風に読むとチカゴなのに、なぜシカゴなんだろうと、疑問に思ったことはありませんか?🙂💭
④ルイジアナ州、ニューオリンズ
New Orleans
ルイジアナ州にあるニューオリンズは、ミシシッピ川の河口に1718年にフランス人が建国しました。そのため現在も人口の0.7%はフランス語を話せるらしいです✨アメリカなのに!面白い。
Louisianaという州の名前も、仏王ルイ14世にちなみ、New olreansとは、ケベックにあった島で紹介した都市の名前でもあり、ルイ15世の摂政を務めたオルレアン公フィリップ2世の名前でもあるそう💭
ニューオリンズは、ディズニーアニメ、プリンセスと魔法のキスでモデルになった場所で、ジャズの発祥とされています🎶さらに、有名なお祭りもあるので、いつか行きたい都市の一つです🌃
Mardi Gras (マルディグラ)

ニューオリンズでは、毎年1月6日から2月〜3月の「マルディグラ」と呼ばれる日まで街全体が紫・金・緑のお祭りムードに包まれ、巨大な山車(フロート)のパレードやビーズ投げが楽しめるお祭りが開催されます。
実はこれも、フランスから伝来したもので、「マルディグラ(Mardi Gras)」はフランス語で「肥沃な火曜日(Fat Tuesday)」を意味します。キリスト教徒がイースター(復活祭)の前の40日間に及ぶ断食期間(四旬節)に入る直前に、家にあるお肉やバターなどのごちそうをすべて食べ尽くして大騒ぎしたことが始まりです。
⑤ミシガン州、デトロイト
Detroit
19世紀から車の街として、Fordなどを中心に栄えたデトロイトもフランス人が建国した街です。自動車メーカーのキャデラックは、このフランス人建国者の名前に由来しています🙆♀️✨

Detroitとは、フランス語で”海峡・狭い水路”という意味です。
ここは実際に、
エリー湖 ← デトロイト川 → セントクレア湖
を結ぶ重要な水路です。

さらに、ケベックから、セントローレンス川を下って、五大湖の中継地としてのデトロイト、そこから、ミシシッピ川を下って、河口のニューオリンズまでを結ぶと、フランスが110年かけて築いた水上ネットワークが見えてきます🥸✨
何世代もかけて苦労して構築したネットワークを、一瞬にしてイギリスに奪われた悔しさは、想像に容易いですよね😭
まとめ
ここまで、元フランス領、Nouvelle-Franceの北米の都市について紹介してきましたが、なにか発見はありましたか? わたしも知らないことばかりだったので、改めてまとめてみると面白さを再認識できて楽しかったです🎶 そうした背景を知ると、そこにいる人たちの暮らしや、文化についての解像度が上がってより深く知ることができます。
実際に訪れてみると、見え方の違いにまた新しい発見があって面白いです😆

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