ぼんくらの人





書く、描く。

見つめる、調べる。


動き、見て、聞き、嗅ぐ。

風の音、水の音、木々の音。

人の音、街の音、なんの音。


紡ぐ話は、どこを向く。

繋いだ線は、なにを向く。


わからぬ先も。

ぐいぐい無理やり、わかる先にも。


さぁ、君よ。

造りませう。


あなたの色がついた

あなたの世界。


あなたの見つめる

あなたの世界。


それを知ってほしいから僕は書く。

それを知ってほしいから僕は描く。


だから、止まっちゃいけない。

止まるのは死ぬのと一緒だ。


絶望も、苦悩も、諦感も。

どんな感情も、僕らにとっての道となる。


人としてはおおよそ、ぼんくら。

造るものとしても、おおよそ平凡。


だけど、進め、進め。

知られることがないとしても。

変えられる未来がないとしても。


今、死ぬわけにはいかぬのだから。

書け、描け。


          「ぼんくらの人」

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