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昆虫食もパブコメ募集で国民に「十分な周知と議論」をしていた!?

国の行政機関は、新たに様々な政令や省令などを定めます。これらを決めようとする際に、その案を公表し、広く国民から意見や情報を募集するのがパブリック・コメント制度です。昆虫食についても意見を募集したと、内閣総理大臣は質問主意書で答えていますが、皆さん知っていましたか?


いつのまにか行われていた昆虫食に関するパブコメ募集

何回かに渡ってパブコメ募集について書いてきましたが、十分に周知されずに終わっている募集もたくさんあります。

例えば、昆虫食です。

参議院議員・神谷宗幣氏(参政党)が提出した下記の質問主意書には、昆虫食に関するパブコメ募集をしたと書かれています。

2023年3月16日 質問第40号 
農林水産省、政府系企業による昆虫食推進に関する質問主意書

それに関する 答弁

以下、答弁からの引用です。

農林水産省が立ち上げた 「フードテッ ク官民協議会」 による 「フードテック推進ビジョン」 及び 「ロードマップ」 (令和五年二月 二十一日) については、バブリックコメントを実施し、広く国民から意見を募集した上で策定したものであり、御指摘の 「十分な周知と議論」 をしてきたものと考えている。引き続き 、国民の声を丁寧に聞き、政策に反映させてまいる 所存である。

https://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/syuisyo/211/toup/t211040.pdf

そんなパブコメ募集があったのか探してみたら、ありました。下記は、募集時のページ。

受付開始日時 2022年12月11日0時0分
受付締切日時 2023年1月9日23時59分

結果について下記のページに、「計 619 人から御意見をいただきました」と書かれています。たった619人で「広く国民から意見を募集した」と言えるんですね!びっくり。

どのような意見が出て、それに対してどう答えているかは、下記にまとめられています。

(修正版)御意見の概要と御意見に対する考え方(フードテック推進ビジョン(案)及びロードマップ(案))  


現在募集中のパブリックコメント

様々な分野で、ほかにもたくさん募集があります。下記のページに、募集案件の一覧があります。

例えば、「厚生」のカテゴリーでは下記のような募集があります。関わりのある職業の方に、周知されているのでしょうか。

「食品衛生法施行規則の一部を改正する省令案(フィチン酸カルシウム)」及び「食品、添加物等の規格基準の一部を改正する件(案)」に関する御意見の募集について 5月5日まで

歯科医師法施行令の一部を改正する政令案に関する御意見の募集について 5月5日まで→歯学生の臨床実習 関連

新型インフルエンザ等対策特別措置法第三十一条第二項に規定する検体採取及び同法第三十一条の三第一項に規定する厚生労働省令で定める者を定める省令案に関する御意見の募集について 4月26日まで
→診療放射線技師、臨床工学技士 関連

予防接種法施行規則の一部を改正する省令案に関する御意見の募集について 4月22日まで→重症化リスクの高い人に関する意見

「予防接種法施行令の一部を改正する政令案」に関する御意見の募集について 4月14日まで→医療従事者等の努力義務に関する意見

感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律施行規則の一部を改正する省令案及び新型コロナウイルス感染症のまん延を防止するため新型インフルエンザ等対策特別措置法第四十五条第二項の規定による要請を行うことが特に必要な施設等を廃止する件に関する御意見の募集について 4月13日まで→これについては、何回かにわけて記事を書いてきました(下記参照)。

各募集には「概要」がありますが、とにかく文章がわかりにくいです。これを読んで理解しろというのは、人の意見を聞こうとしている人がすることとは思えません。

けれども、Twitterなどで検索すると、解説をしてくれている方がいるものもあります。

そういった方たちの発信を参考に、自分なりに調べて行ったら、何が問題なのか見えてきました。

一人で考えていてもわからないので、そういった発信をするパブコメ解説サイトがあればいいのにと思います。

各分野の知識や経験がある人たちが概要を解説して、それをもとに自分たちで意見を考えることができれば、国がやろうとしている様々なことがよりはっきりと見えてくるでしょう。

大学のサークルや高校の課外活動などでもこういった活動をしていけば、若者が政治に関心を持つきっかけになるかもしれません。

意見により延期され、3回目の募集となった事例

意見を送っても、本当に何か変わるのだろうかという疑問もあると思います。実際どうなのかは、私にもわかりません。どこまで力になるのかは、募集の内容にもよるでしょう。コロナ関連は、相当多くの意見が集まらないと厳しいような気がします。

例えば、保育施設の「監査の規制緩和問題」に関する案件については、全国保育団体連絡会がパブコメに意見を送るとりくみへの呼びかけなどを行い、大阪保育運動連絡会は1,100人を超える職員・保護者の意見・要望を集めて、記者会見を行って国に届けたそうです。

この件は、意見によって実施が見送られ、3回目のパブコメが先日まで募集されていました。

http://daihoren.com/_cms/wp-content/uploads/post/2023/02/26/762a7c1bc76e422a8cc06fc0586fd3cb.pdf

http://daihoren.com/_cms/wp-content/uploads/post/2023/02/26/762a7c1bc76e422a8cc06fc0586fd3cb.pdf

上記の資料には、改正案の問題点なども書かれています。
このような解説などが、コメントを集める力になったのでしょう。

4月13日まで募集中のパブコメ

現在、「新型コロナウイルス感染症の法上の位置付けを見直し、5類感染症に位置付けるとともに、特定感染症予防指針を定める感染症に追加する」ことなどに関して、厚労省がパブリックコメント(国民からの意見)を募集しています。

とても重要な募集だと思うので、ぜひ多くの方に考えていただきたいです。

下記のページにあるフォームから意見を送ることができ、匿名での提出も可能です。

意見を送るためには、下記の資料を開いて確認する必要があります。

https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=495220441&Mode=0

開くと、□にチェックすることができます。送るときに資料を開かないと、チェックができないようです。

https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=495220441&Mode=0

募集ページに書かれた文章はおかしすぎて理解するのが難しいので、問題点について記事を3本書きました。

4月14日までの募集案件についても、気になることがあるので次の記事で書こうと思っています。