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エピソード49:グローバリズム・デジタルトランスフォーメーションは会議室でも現場でも起きている

 

事件は会議室ではなく、現場で起こっている

 1997年「踊る大捜査線」が、テレビドラマとして始まりました。あの有名なフレーズ、「事件は会議室ではなく、現場で起こっている」。
広告マンである私もその言葉に共鳴したものです。
 

現場任せでなく、組織としての責任

 最終判断は現場に任せるという風潮が広告業界にはあったと思います。
しかし、グローバリズム、デジタル化がどんどん浸透し、様々な業務領域でグローバルスタンダードが適応される時代になると、個人ではなく、企業の「責任のありか」を問われることになります。
当然、企業としても現場任せにしていた責任と取り方では立ちいかなくなくなります。

分業化する仕事のやり方

 そうなってくると上長が部下の尻ぬぐいをするという風潮も徐々に失われていきました。それを良しとしない雰囲気もあったのだと思います。
各人が自分の任された範囲の仕事の責任を負うといううような、
分業の考え方が一気に広がりました。
責任のありかを明確にするためには、明確な線引きをする必要があったのだと思います。

自己責任という管理

 そうなってくると、余計なおせっかいや、後輩の面倒を見るという空気は薄まってきます。自分のやるべきことを人から後ろ指を指されないようにしっかりやろうと。それが、自己責任ということです。
 周囲に気軽に相談することもしづらくなります。
そんなことは自分で解決しろと言うことになりるのです。

仕事は身体で覚えるから、まず頭で理解するへ

 バブル崩壊で様々な基準や規則が見直されました。
その基準や規則に人の心や行動がスムーズにシフトしていくのではなく、
そうやらねばならぬという形で企業や組織の中に組み込まれていきました。

デジタルトランスフォーメーション

 研修や会議が増え、それこそ、モノゴトが現場ではなく、会議室で起きているような状況に陥ってしまうのです。
 手取り足取り教わるというよりも、机上で講義を受けるような場面の増えました。身体で覚えるのではなく、まず頭で理解することが激増した気がします。わかったような気にはなるのですが、そのノウハウを使う実践的な場数が大きく減った気がします。
 デジタルシフトの対応にも同じような空気感を味わいました。
頭と身体がリンクして動いていかないもどかしさを私はいつも感じていたように思えます。時代は大きく変わろうとしていたのです。
 
 」

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