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首振り?パノラマカメラ

 今回は、かなり特殊なカメラをご紹介します。パノンカメラ商工株式会社が製作した「スイングレンズ方式」のカメラ、レンズが首を振って撮影するパノラマカメラ、その名も「PANON WIDELUX F6B」です。

PANON WIDELUX F6B
https://fukucame.fan.coocan.jp/wluxf6b.htm

PANON WIDELUX F6B
首振りレンズ

発売年:1973年
レンズ:LUX 26mm/F2.8
サイズ:163×90×55mm
シャッター速度:1/15・1/125・1/250秒の3速
重量:約805g
電池:なし
当時価格:84500円

 軍艦部には、視野率90%・倍率50%の超広角ファインダー、 シャッター速度設定ダイヤル、絞り設定ダイヤル、水平を保つための水準器が付いています。

設定ダイヤルと水準器

レンズが140度回転

 レンズはLUX 26mm/F2.8(3群4枚)で、左右に140度回転します。専用フィルムではなく、通常の35mmフィルムを使用します。距離計はなく、固定焦点パンフォーカスです。
 軍艦部背面には、「普通35ミリカメラの20写しで11枚、36枚写しで21枚」という注意書きシールが貼られています。
 
 シャッターをレリーズするとレンズが水平に首を振り、レンズ後方スリットがフィルム直前を走査する方式で露光します。

レンズの首振りの様子(gif)
速写ケースなど

  軍艦部には「MADE IN JAPAN」、レンズには「MADE IN NIPPON」と表示されています。

作例1
作例2
作例3
作例4
作例5
作例6
作例7

 35mmフィルムを使用するワイドラックスシリーズは、1958(1959?)年発売のワイドラックスFVに始まり、1988年発売のF8まで、数機種が発売されました。 他に、120フィルムを使用するパノンカメラシリーズもありました。
 パノラマ写真を取るための工夫として、レンズを回転させるという発想が実に面白いです。

 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。


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