見出し画像

インド人の聖書「バカヴァッド・ギーター」とは?

インド人の聖書「バカヴァッド・ギーター」とは?

OSHO「Creativity 創造性」につぎの記述がある。

新聞はバカヴァッド・ギーターや聖書ではない。ギーターであれば、何回も読める。なぜならば、読むごとに新しい意味が発見されるからだ。しかし、新聞はギーターではない。

OSHO「Creativity 創造性」より

OSHOさんはインド人だ。

まさに、インド人にとっての聖書が、バカヴァッド・ギーターなんだね。

上村勝彦「バカヴァッド・ギーターの世界」でも次の記述がある。

インド精神を代表する書を一冊挙げよと言われたら『バカヴァッド・ギーター』を挙げると言われています。(中略)ヒンドゥー教の代表的な聖典が『バカヴァッド・ギーター』であるということです。(中略)
 ヒンドゥー教にも多くの流派がありますが、ほとんどの流派によって『バカヴァッド・ギーター』は常用経典として尊重されてきました。(中略)ほぼ二千年間にわたり、『ギーター』はインドの知識人にはかりしれない影響を与えてきました。

あと、ショーペンハウアーとかにも多大な影響を与えている。西欧諸国でも広く読まれてきたんだ。

ヒンドゥー教の聖典なのに、キリスト教圏でも読まれてきたんだね。

茂木誠「イエス・キリストと神武天皇」も第3章をバカヴァッド・ギーターにあててある。

本書は、宗教全般について、面白く書かれている本だ。非常にためになる。

茂木誠さんって、駿台予備校の世界史講師だよね?

そうだね。だから、わかりやすいんだよね。

バカヴァッド・ギーターは「神の歌」。

バカヴァッド・ギーターは、「マハーバーラタ」というインドの大叙事詩の一部なんだ。

なんで、一部だけ読まれるの?

そこに、ヒンズー教の教えがつまってるからだよ。

バカヴァッド・ギーターってどういう意味?

バカヴァッド=神の、ギーター=歌、つまり、「神の歌」という意味さ。(ちなみに、バカヴァッ「ト」、つまり濁点をつけないバカヴァットは「神」)

アルジュナとクリシュナの物語。

国で内輪もめが起きて、戦争になった。その戦争の話さ。

ふーん、戦争の話なんだね。

そのとき、王子アルジュナは、戦うことで愛する人々を殺すという行為が、どれほどの勝利をもたらそうと、罪深い行為になると考える。これにより、戦争そのものが意味を失うと感じている。アルジュナは、自分の行動が家族の破壊を引き起こし、社会の秩序や伝統(サンスカーラ)を損なうことを懸念する。これにより、未来世代が苦しむと主張する。彼は、自分が殺されるほうが、親族を殺す罪を負うよりも道徳的に正しいと考え、戦うことを放棄する意志を見せる。(以上、ChatGPTを利用。)

初めから戦意喪失しているね。

そうしたら、アルジュナの御者をやっている、クリシュナが言う。クリシュナは、この葛藤が無知(アヴィディヤー)によるものだと指摘し、戦いはアルジュナの義務(ダルマ)であり、正義のための行動を放棄すること自体が罪深い行為になる。真の自己(アートマン)は永遠であり、肉体の死はそれを傷つけない。執着を捨て、結果にこだわらず行動する(カルマ・ヨーガ)ことで、霊的成長を遂げる。(以上、ChatGPTを利用。)

ふーん、なんで、御者のクリシュナが王子のクリシュナに教えを説いたの?

実はクリシュナは、ヒンズー教の2大人気神のひとつ、ヴィシュヌ神の化身で、神様なんだ。インドでは、クリシュナ自体が信仰されている人気の神様だったりする。

岩波文庫の「バカヴァッド・ギーター」を訳したのは上村勝彦元東大教授。

岩波文庫の「バカヴァッド・ギーター」を訳したのは上村勝彦元東大教授。名誉教授になっても良かった人なんだけど、急逝しちゃってね。

ふーん、そんな偉い先生が翻訳したんだね。

いきなり、なんの前知識もなく、「バカヴァッド・ギーター」を読むことを茂木誠さんも推奨してなくて、同じ上村勝彦さんが書いた文庫版の「バカヴァッド・ギーターの世界」を読んでから、岩波文庫版を読むことを勧めている。

ただ、いきなり、ギーターを読んでも大体わかった。結構読めるよ。

しかし、戦争中なのに、クリシュナさんは、長々と教えを説くなぁ・・・って印象なんだ

ヒンズー教の聖典だもんねー(笑)

実は、ギーターは、バクティ(信愛・信仰・献身)を重視するんだけど、シャンカラさんは、その注釈のなかで、「バクティを知識あるいは知識が輝くのを助けるもの」(島岩「シャンカラ」より)だと、強引な解釈をするんだ。

バクティが知識ね、強引だね。

でも、現在の不二一元論の学徒は、バクティ信者が大勢なんだ。だからこそ、不二一元論を学ぶ上でも、ギーターは必読書なんだ。

ギーターはヴェーダンタなの?

元々は、ヴェーダの最終部分がヴェーダンタと呼ばれていたけれども、後に「バカヴァッド・ギーター」や「ブラフマ・スートラ」なども、ヴェーダンタと呼ばれるようになるんだよ。

最後におまけ!ギーターの教えを500文字程度でまとめよとChatGPTに命じたら・・・?

バガヴァッド・ギーターは、戦場で葛藤するアルジュナに、クリシュナが霊的な真理を説く教えです。アルジュナは親族や友人を殺すことへの罪悪感から戦いを放棄しようとしますが、クリシュナは彼に、人生の目的は自分の義務(ダルマ)を無執着で果たすことであると教えます。この無執着の行動はカルマ・ヨーガと呼ばれ、行為の結果を神に捧げることで霊的な浄化が得られると説きます。

さらに、クリシュナは知識を通じて自己(アートマン)と宇宙の究極の真理(ブラフマン)の一体性を悟るジニャーナ・ヨーガ、そして神への愛と献身を通じて解脱を目指すバクティ・ヨーガを説きます。これらのヨーガの道は、個人の性質や資質に応じて選ぶことができ、それぞれが輪廻からの解放(モークシャ)に至る道であるとされています。

ギーターは、行為、知識、献身という3つのアプローチを統合し、人が執着や恐れを超えて、自己超越と神との一体化を目指す生き方を示します。最終的に、クリシュナは、彼自身が宇宙の根源であり、すべての存在の背後にある力であることを明かし、全てを神聖な意識に委ねることの重要性を教えます。

⇧宗教についての、面白い話がたくさん載ってる!オススメ!!

⇧上のリンクを使わないと、面倒くさい検索をする羽目に。活用してはいかが?バカヴァッド・ギーターの翻訳者自身による解説書!

⇧インド精神を代表する書を一冊挙げよと言われたら『バカヴァッド・ギーター』を挙げると言われている。一読の価値あり。

いいなと思ったら応援しよう!