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経営企画出身者が見た、AIマーケ活用の落とし穴

AIでマーケを効率化したい。

最近、この話を聞くことが増えました。

AIで記事を書く。
AIで広告文を作る。
AIでホワイトペーパーを作る。
AIでメルマガを書く。
AIで営業資料を作る。
AIで議事録を要約する。
AIで顧客分析をする。

うん。
できそう。

というか、実際かなりできます。

たたき台は速い。
要約もできる。
言い換えもできる。
アイデアも出せる。
資料構成も作れる。

便利です。
本当に便利。

でも、経営企画寄りの仕事をしてきた立場から見ると、AIマーケ活用には落とし穴があるなと思っています。

それは、

AIで何ができるかから考えてしまうこと。

ここです。

AI活用が“施策単位”で語られがち

AIマーケの話になると、どうしても施策単位になりがちです。

AIで記事を作ろう。
AIで広告文を作ろう。
AIでメルマガを作ろう。
AIでSNS投稿を増やそう。
AIでホワイトペーパーを作ろう。

もちろん、それ自体は悪くないです。

でも経営企画目線で見ると、まず気になるのはそこではありません。

その記事は、何に効くのか。
その資料は、誰が使うのか。
そのメルマガは、どの商談につながるのか。
その広告文は、どの顧客層を動かすのか。
そのAI活用で、どの数字を変えたいのか。

ここです。

問い合わせを増やしたいのか。
商談化率を上げたいのか。
営業工数を減らしたいのか。
提案の質を上げたいのか。
失注理由を減らしたいのか。
既存顧客への追加提案を増やしたいのか。

ここが曖昧なままAIを使うと、アウトプットは増えます。

でも、事業が前に進んでいるかはわからない。

それっぽい記事。
それっぽい資料。
それっぽい投稿。

AIで“それっぽいもの”の在庫が増える。

悲しい。
でも、普通に起きそうです。笑

誰の業務が軽くなるのか決まっていない

もう一つの落とし穴は、誰の業務を軽くするのかが決まっていないことです。

マーケ担当の作業を減らしたいのか。
営業の提案準備を速くしたいのか。
経営会議用のレポート作成を楽にしたいのか。
CSの問い合わせ対応を整理したいのか。
広報や採用にも使いたいのか。

ここが曖昧だと、AI活用は「便利そう」で止まります。

現場からすると、

「それ、誰が使うんですか?」
「いつ使うんですか?」
「今の業務のどこに入れるんですか?」
「AIが作ったものは誰が確認するんですか?」
「結局、確認工数が増えませんか?」

となる。

これは現場が後ろ向きだからではなく、業務設計がないからです。

AIを導入するだけでは、業務は変わらない。

どの作業をAIに渡すのか。
どこから人が判断するのか。
誰が最終確認するのか。
どのタイミングで営業や顧客接点に出すのか。

ここまで決めないと、現場には残りにくい。

成果指標がないと、便利で終わる

AI活用は、最初かなり盛り上がります。

すごい。
速い。
便利。
これ、いろいろ使えそう。

わかる。
最初は本当に感動する。笑

でも、会社で使うなら、その先を見ないといけない。

記事本数が増えた。
資料作成が速くなった。
メルマガ作成が楽になった。
議事録作成が短縮された。

それは良いことです。

でも、それによって何が変わったのか。

問い合わせが増えたのか。
商談化率が上がったのか。
営業の提案準備が短くなったのか。
失注理由の分析がしやすくなったのか。
経営判断に必要な情報が早く出るようになったのか。

ここを見ないと、AI活用は「便利だった」で終わります。

便利だった。
でも、事業にはどう効いたんだっけ?

この状態になると、継続投資もしづらい。

AIマーケは、ツール導入ではなく業務設計

経営企画出身者としてAIマーケ活用を見るなら、最初に見るべきなのはツールではないと思っています。

どのAIを使うか。
どのプロンプトが良いか。
どの業務を自動化できるか。

それも大事です。

でも、その前に見るべきなのは、

会社のどこが詰まっているのか。

認知が足りないのか。
問い合わせが少ないのか。
商談化していないのか。
営業資料が弱いのか。
提案準備に時間がかかりすぎているのか。
顧客情報が散らばっているのか。
ナレッジが属人化しているのか。

詰まりが見えたら、次に考える。

その詰まりはAIで軽くできるのか。
AIに任せる部分はどこか。
人が判断すべき部分はどこか。
誰の業務に組み込むのか。
どの数字で成果を見るのか。

順番はたぶん、これです。

AIから考えるのではなく、詰まりから考える。

AIマーケ活用の落とし穴は、AIで何が作れるかに目が行きすぎて、何を前に進めたいのかを見失うこと。

AIは強い道具です。

でも、道具から始めると迷子になる。

だからまずは問い直したい。

それ、会社のどの詰まりに効くんでしたっけ?

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