中野英雄が小一郎を破る場面は出て来るのか?~「豊臣兄弟」新キャスト発表に思う~


プロローグ

さて現在放映中の大河ドラマ「豊臣兄弟」の新しいキャストが発表されました。奥田瑛二演じる主人公秀長の妻慶の亡夫の父、堀池頼昌に注目が集まりました。

後見役2人が主要新キャストになった一族

別所賀相 
毛利と織田の間で揺れる播磨の国衆・別所家一門衆。弟・重棟と共に、若くして家督を継いだ当主・長治の後見となる。長治は播磨平定にやってきた秀吉に従うが、賀相は納得がいっておらず……。
別所重棟
播磨の国衆・別所家一門衆。兄・賀相と2人で甥(おい)・長治の後見を務める。別所家のためには織田方につくべきと考え、長治には織田に恭順の意を示すべきだと促す。

【新キャスト発表】慶の亡夫の両親に奥田瑛二と麻生祐未!毛利勢・播磨の武将も - 大河ドラマ「豊臣兄弟!」 リリース情報 - 大河ドラマ「豊臣兄弟!」 - NHK より

個人的には気になったのはこの2人、どちらも若き当主長治の後見役と言うポジションです。なのに主要な新規キャラクターに紹介されている訳です。言うなればマイナーとは言え別所一族が「豊臣秀長の物語」としては重要なポジションにいるという裏返しではないかと思います。

そして別所氏の地元三木市では賀相、重棟の名前は出てこず、当主の長治が長治公とスターとなっています。と言う事は長治はこのドラマのキーパーソンとして若手有名俳優が出てくる可能性が高いと思います。

秀長を唯一負かした名将を父英雄が演じるかも

長治の織田信長からの離反に同調して離反し、天正7年(1579年)6月27日には敵軍中に牝馬を放つ奇襲作戦[1]で羽柴秀長を破った。その後の定範の消息は、天正7年9月10日(1579年9月30日)に、羽柴勢に敗れ自刃したという戦死説[2]と、その後も生き延びたという生存説[3]などがあり、消息ははっきりしていない。

淡河定範 - Wikipedia より

そして豊臣秀長が主役の大河ドラマと言う前提ではある意味で長治以上に重要ではないかと言う人物がいます。淡河定範、実は天下人秀吉の副将的なポジションである以上勝ち負けに関わる事が少ない秀長が明確に負けた数少ないもしかしたら唯一の相手です。

新キャストが少し前に主人公秀長役の仲野大河の父中野英雄が大河で共演内定と話題になっていました。個人的な願望も絡みますがこの主人公を唯一負かす、播磨の楠木正成と言われた名将を彼が演じる可能性は低くないと思いますがいかがでしょうか?個人的には登場時「あの百姓上がりに天下を動かした大悪党赤松の意地、そして天下を狙う尼子の大軍を退けた播磨の軍神別所就治譲りの軍略見せ付けてくれよう」みたいな口上をしてくれれば最高と妄想してしまいます。

軍師の死と敗戦、武勇を誇る侍に知恵と経済で対抗する主人公とその裏で繰り広げられる地獄絵図、役者と脚本家にも試練を与える重要チャプター三木合戦

秀吉の部将黒田孝高が説得に向かったが、村重に捕らえられ有岡城に幽閉された。
秀吉の部将竹中重治(半兵衛)が平井山の陣中で没した。

三木合戦 - Wikipedia より

そしてそんな別所氏のある意味花舞台は三木合戦と言われる、およそ2年にも及ぶ籠城戦、この戦では先に書いた淡河定範との戦、現在軍師として活躍する竹中半兵衛の死と今後出て来る新しい軍師黒田官兵衛も荒木村重に幽閉されます。長くそして様々な出来事がこの戦の重要さを物語ります。

織田家の武将羽柴秀吉が行った播州征伐のうちの1つで、別所氏は播磨三木城兵庫県三木市)に篭城した。この合戦で秀吉が行った兵糧攻めは、三木の干殺し(みきのひごろし/ほしごろし)と呼ばれる。

三木合戦 - Wikipedia より

そしてもう1つ重要なのはここから続く凄惨な籠城戦のスタートと言う点、この三木合戦では干殺しと言われるように、補給路を徹底的に断ち、食糧不足で相手が音を上げるのを待つ戦の手法、かつての秀長・秀吉の様な末端の雑兵から飢え、悲惨な目に合う反面、初期の城戸小左衛門に代表される「武勇にかさを着て傲慢にふるまう侍」に対し「知恵を絞り金を大切にし、様々な調整を行う」秀長の強みを生かしやすい戦のやり方と言えます。ポイントポイントで銭を集める描写のある秀長、彼が主役と言う前提で言えば彼の強みを生かすという意味合いでもこの戦は重要な場所となり得ると思います。

秀吉は播磨三木城攻め(三木合戦)で行った兵糧攻めをここでも実施、後に『鳥取城の渇え殺し』と言われる程凄惨な兵糧攻めであった。

陰徳太平記』によると、秀吉は若狭から商船を因幡へと送り込み米を高値で買い占めさせる一方で、1400の兵が籠る鳥取城に付近の農民ら2000以上を城に追いやった。さらに河川や海からの毛利勢の兵糧搬入も阻止した。このとき城には20日分の兵糧しか用意されておらず、この作戦により瞬く間に兵糧は尽き飢餓に陥った。

鳥取城 - Wikipedia より

そしてこの三木合戦後に行われる鳥取城の渇え殺しも含め、領民の百姓も含め地獄に誘う籠城戦を脚本家がどの様に描き、仲野大河をはじめとする若い俳優たちがどの様に腹を括っていく様を演じるのか正直な所怖い部分もありますが楽しみで仕方ありません。逃げずにじっくりやってほしいと思わずにいられません。

さいごに

如何だったでしょうか?正直妄想も含む推測ばかりで申し訳ないですが、「豊臣兄弟」を楽しむ一助になれば有難いです。

また今回取り上げた三木合戦の舞台である兵庫県三木市へは神戸電鉄粟生線でのアクセスが便利です。路線バスとの競合で苦戦中の神戸電鉄粟生線を盛り上げる意味でも聖地巡礼の際ご利用いただけると幸いです。

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