フランス旅行記録(4)
11月26日(水)
6:30起床、7:30頃朝食、記録つけ。10時頃スーツケースを預けホテルを出て地下鉄でGare de Lyonへ、TGVの自販機でパリ-リヨンの往復券を購入、売店でペットレモン水と『ル・モンド』を買う(「ル・モンド」はアラグチ外相訪仏の情報があったため以後3日間購入も結局空振り)。
10:59定刻にTGVはHall2から発車、好天のため車中の田園風景を撮影、途中教会のある小さな集落や家畜(白い牛や羊、馬など)も見える(極めてA.キヤーロスタミー的な風景だと思った)。12:56リヨン駅に到着、簡単な地図を頼りに宿泊するResidHotelを探す。ホテルを見つけ1:30頃近くのピザ店La Mamaでリヨン風ピザと赤ワインの昼食(どちらも美味でマスターも好人物)。
2時ホテルにChインして一息、3時頃ホテルを出て散策開始、先ずはベルクール広場に向かう。途中菓子店で小さな袋入りの菓子を買い、すぐ近く中東の菓子店も見つけて土産に一箱作ってもらう。このガンベッタ通りは中東・インド関係の店舗が多くオリーブの大きな苗木を売っていたりする。4時頃ローヌ河畔に着くと丁度日没前の絶景が拡がり、何枚も写真を撮る(その1枚がバナーの写真)。
その後10分ほどでベルクール広場に到着し、観光案内所で基本情報を得て地図を貰う。予定を変更し今日リュミエール博物館を訪ねることに。4:30ベルクールからメトロDでリュミエール博物館前に移動、5時前リュミエール博物館に着。リュミエール博物館は映画の製作技術を発明したリュミエール兄弟の屋敷を改装したもので、いわば映画関係者にとっての聖地のようなものだ。常設展~リュミエールの写真展を観てDVD・書店部を覗く(A.キヤーロスタミーのDVDと書籍が充実、取り敢えず雑誌elipsesの特集号のみ買う)。6:30リュミエール博物館を出て徒歩でホテルへ、途中中東系の店でハンバーガーの夕食。7時過ぎホテル着、受付で明日の朝食を尋ねリヨンの交通地図を貰って部屋に入る。
11月27日(木)
6:30起床、記録つけ、8時頃朝食(Ibisと似たようなものだが少し質素か)、今日の予定を立てて10時頃ホテルを出る。メトロBのGare Part-Diew駅の入口が分からず初老の夫人に尋ねると至極親切な方で、入口まで案内してくれただけでなく切符の買い方まで教えてくださった(一緒に記念撮影)。
気分良くメトロB~DでVieux Lyon駅へ、駅前の薬局の瀟洒な建物を撮影し聖ジャン教会を観る。白い壮麗な聖堂が印象深い。内部を1時間弱拝観して近くのシネマ・ミニアチュール博物館を訪ねるも現在改装中で、特にミニアチュール部は観れないとの事。ミニアチュールもイランではなくフランスのものの由で映画はハリウッド映画中心のようなので早々に切り上げるも隣の書店が興味深い在庫で、東洋・スピリチュアル系中心。
近くのカフェでパスタとローヌ河畔産の赤ワインの昼食、少し苦労してロープウェイの搭乗口を探しチケットを購入して1:20フルヴィエール寺院へ。この寺院の内部が真に圧倒的で、個人的にはノートルダム大聖堂を凌ぐ印象だった。案内所で10分ほどの解説動画を観て3時過ぎにフルヴィエール寺院を後にし、5分ほどの距離を歩いてローマ劇場・博物館へ。少し時間を気にしつつも博物館~劇場の遺構を観て(リヨンはローマ時代には交通・通商の要衝だったという)ローマ劇場を後にし、ロープウェイ~メトロDを乗継いで4:40リュミエール博物館書店部に到着。昨日買いそびれた「A.キヤーロスタミー論」の封を解いてもらい内容を確認して購入。4:45リュミエール博物館前を出てメトロD~BでGare Part-Diew駅へ、急ぎリヨン駅に向かう。
だがここでTGVの発車時刻を10分ほど間違えていた(5:15発と思っていたが実際には5:04発)ことに気づく。ところが駅の券売所で尋ねると予約していた列車は20分ほど遅延の由で一安心。ところがなんと列車は結局「1時間20分」以上遅れて6:40にリヨン駅を発車、夜の闇の中をパリのリヨン駅に着いたのは8:50になっていた。9時過ぎ漸くIbisホテルBercyに到着、スーツケースを受取り345室に入るもトイレの水が流れない。部屋を替えてもらい漸く落ち着いたのが9時半近く、何もせず転寝~就寝。
11月28日(金)
6:30起床、書籍等帰国荷物を纏め8時頃朝食で階下へ、ここで偶々同席したRegis Guillot氏と話し込み意気投合。名刺を渡し彼の作品の幾つかを撮影して別れる(後ほどFBでも繋がり、彼がClermontに向かう途中で書いたという肖像画を送ってくれた)。
9:30過ぎホテルを出て地下鉄でOpera駅へ、修復中のオペラ・ガルニエの周囲を一周して予約時間の10:30に入場。イラン人の女性2人組も来ていた。最初は「ナポレオンⅢ世の命で建てた単なる劇場」くらいに思っていたのだが、シャガールの描いた天井画を観て正直驚いた。ガイドブックの「額縁が画を凌ぐ」という表現は言い得て妙である。出口近くの売店までけっこう丁寧に見て11:45オペラを後にする。外は雨で傘をさしてオペラ座前の通りからRue des Champsへ、初日にきた「どさん子」で再び昼食。件の女子店員にリヨンの良かった話などして店を出る。
1時前リシュリュー館を再訪、閲覧室で目についた大部の「リヨン歴史事典」を眺めて一息、再び閲覧室でノートルダム大聖堂のポップアップやパリの児童用案内書、パリの生活写真集を見てリシュリュー館を出る。一旦はその侭ホテルに戻ろうとするもパレ・ロワイヤルの入口を見つけて入場することに。
パレ・ロワイヤルはルイ14世期の建設で、整備され落ち着いた中庭が単純に美しい。3時から20分ほど見て入口前の書店を覗き(ここは収穫なし)地下鉄で4時頃ホテルに戻る。帰国便の時間を調べるとホテルに1泊して朝早く出れば間に合う事が分かり、パリの最後の夕食は7時過ぎにホテル前のTerrasse Bercyで(夜の作業のためアルコールは飲まず)。8時頃ホテルに戻り記録つけ・帰国の準備、夜半に就寝。
11月29日(土)
6時起床、身支度して6:40階下へ、速攻で朝食を済ませ6:45ホテルを出てBercy駅から地下鉄でChatlet駅へ、その侭RER(B)に乗りシャルル・ド・ゴール空港へ。8時頃空港着、荷物を預け出国手続き~K49ゲートへ。少し待ち9時AF282機に搭乗。
離陸後は機内で5時間ほど掛け記録つけ、途中最初の機内食。映画を2本観る(1本目は実写版『白雪姫』(2025年)、お城などの舞台の設定がヴェルサイユ宮殿やオペラ・ガルニエに近似しているのに少し驚いた。2本目はチャップリンのドキュメンタリーで、彼のジプシーとしての出自を追った内容。これはUPLINK吉祥寺では12月19日に公開との事だ)。機は予定より早く6:15羽田空港に着陸。復路はトルコ~カザフスタン~モンゴル~中国経由の南回りで揺れも少ない飛行であった。
以上が今回のフランス出張の概要である。パリを訪ねたのは10年ぶりで慣れないことも多かったが、全体として刺激的で多いに得るところがあったと思っている。
淡々とした旅行の記録を第1回からここまで読んで下さった皆さんには心よりお礼申し上げたい。
