体と歩く|少しずつ変わっていく私へ
体と歩く。
体は、いつも私たちより少し早く、今の自分を知っています。
このシリーズでは、そんな体の声に耳を澄ませながら、自分らしい歩幅を見つける時間を綴っています。
最近、以前とは少し違うなと思うことがあります。
仕事で忙しい日が続くと疲れが残ったり。
夜更かしをすると翌朝がつらかったり。
休日に予定を詰め込みすぎると、どこかでひと息つきたくなったり。
若い頃と比べれば、本当に小さな変化です。
でも確かに、体は少しずつ変わり始めているのだと思います。
以前なら平気だったことが、少しだけ平気ではなくなってきました。
そんなとき、つい昔の自分と比べてしまいます。
「前はもっとできたのに」
「昔はこんなことで疲れなかったのに」
そう思うことがあります。
けれど、それは自然なことなのかもしれません。
私たちはずっと同じ人間でいるようでいて、本当は毎日少しずつ変わっています。
体も。
心も。
暮らしも。
出会う人も。
大切にしたいものも。
気づかないうちに変化を重ねながら生きているのです。
先日、庭の花に水をあげていました。
朝の光を浴びながら、ゆっくりと。
春に咲いていた花は姿を変え、別の花が咲き始めていました。
季節はいつの間にか次の景色へ進んでいたのです。
そのとき、ふと思いました。
花は自分の変化を嘆かない。
春の花は夏の花になろうとしないし、
夏の花は春に戻ろうともしません。
それぞれが、その季節を受け入れながら咲いています。
もしかしたら私たちも同じなのかもしれません。
若い頃には若い頃の輝きがありました。
がむしゃらに頑張れた体力。
夜遅くまで語り合えた時間。
失敗を恐れず飛び込めた勢い。
どれも素敵な時間でした。
でも今は今で、違う景色が見えるようになりました。
無理をしすぎる前に立ち止まれること。
人と比べすぎなくなったこと。
静かな時間を心地よいと思えること。
小さな幸せに気づけること。
若い頃には見えていなかったものが、今は見えるようになった気がします。
だから最近は、変化を少しだけ歓迎してみようと思うのです。
もちろん戸惑う日もあります。
疲れやすくなったと感じる日もあります。
鏡の中の自分に驚く日もあります。
でも、それは何かを失っているというより、
新しい季節に入っている途中なのかもしれません。
人生は一直線ではなく、季節のようなもの。
暖かな春もあれば、
勢いよく成長する夏もある。
実りの秋もあれば、
静かに整える冬もある。
どの季節にも意味があります。
どの季節にも美しさがあります。
そして今の私には、今の私だけの景色があります。
最近、こんな言葉が心に浮かびます。
変わっていくことは、失うことではなく、新しい自分に出会うこと。
そう思えるようになったら、少し気持ちが楽になりました。
昔の私も好きです。
たくさん頑張ってきたから。
たくさん迷ってきたから。
でも今の私も嫌いではありません。
以前より少し慎重になったけれど、
以前より少し優しくなれた気がするからです。
まだ知らない季節が、この先にもきっと待っています。
だから焦らなくていい。
誰かと比べなくていい。
今の自分にちょうどいい歩幅で歩いていけばいい。
庭の花が季節ごとに咲き方を変えるように、
私もまた、自分らしい変化を重ねながら歩いていこうと思います。
少しずつ変わっていく私へ。
これからも、どうぞよろしくね。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
また「体と歩く」の時間に、お会いできたら嬉しいです。
Yufu
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