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残雪と新芽とトノサマバッタ

こんにちは‼️中長歩パート2年千葉拓真です。5月末に行われた北海道インカレの男子800mに出場したので振り返ります。

度重なる体調不良🤒

 昨シーズンは思うような結果を残せなかったため、この冬は少しでも力をつけようと考えながら、慣れない北海道の冬での練習に取り組んでいました。
 ところが、冬に入ってから体調を崩すことが増え、1月以降は毎月発熱してしまいました。強い練習を入れると体調を崩し、回復したと思い練習を再開したらまた熱が出るというのを繰り返し、、、。
 まったく練習ができなかったわけではないのですが、練習を積んでは中断し、また積んでは中断するという状態が続いたため、十分な積み上げができなかったなと思ったまま気付いたらシーズンを迎えていました。

1月にインフルエンザに感染

正選手争い⚔️

 体調不良は4月、5月になっても続きました。シーズン初戦として予定していた4/25の大会はDNSとなり、さらに北海道インカレの正選手選考に大きく関わる5/6の学連1戦も、直前の体調不良のためDNSを余儀なくされました。
 そのため、北海道インカレ前に出場できるレースは5/16の学連2戦の1つだけになってしまいました。正選手3枠のうち圧倒的な実力のある先輩2人がおり、残りは実質1枠。同じ組には直接のライバル🦹も走るため、このレースでそのライバル🦹に勝たないと正選手にはなれないという状況でした。
 とはいえ、練習に復帰してから学連2戦までの1週間ちょっとで、タイムを縮めるためにできることはあるわけもなく、体調を整えることしかできず。結果は1’58”95で、ライバル🦹にもボロボロに負けました。レース中は終始苦しく、思うように走れていない感覚が強かったです。練習してないわけですからそりゃそうですね。
 しかし、ライバル🦹‍♀️が400mとマイルリレーに専念することを選び、800mの枠をボクに譲ってくれました。コレはやるしかない🔥

道カレ予選

 5/16の学連2戦から道カレまでの2週間は、練習内容や身体の状態を見極めながらとにかく丁寧に暮らしました。前回のレースで感じた課題や練習中の感覚を整理しつつ、できる範囲で調整を進め、なんとかボチボチいいコンディションで本番を迎えることができました。
 800mの予選は、各組1着とタイム上位4人が決勝に進出できるシステムでした。北大の正選手3人のうち、ボク以外の2人は優勝を狙うような余裕で予選通過できる頼もしいパイセン2人。試合前に、「2人は遅いペースでレースを作り着順で予選通過。2人の組からはプラス通過をなるべく出ないようにする。そしてボクは全力で走り、着順は無理でもプラスで拾ってもらう」という作戦を立てました。 
 試合前、ボクはかなりネガティブになり緊張してしまう人なのですが、2人にはかなり精神的に支えてもらいました。スタート前、「暗い顔してるぞ!」と声かけてもらい、思いっきり目と口をかっ開いたらなんかいける気がしてきたのを覚えています。
 レースでは、400mを通過したところで少しペースが落ち着きそうだったので、前に出て引っ張る形をとりました。ラストで抜かされましたが、狙い通りプラスで予選通過&一応大学ベスト。先輩2人も宣言通りの展開で着順で通過。決勝に北大3人で残ることができました。

予選 ホームストレートに帰ってきたところ

道カレ決勝☠️

 翌日の決勝はもちろん自分より格上の選手ばかりです。そのため、とにかくいけるとこまで着いて行って後半粘るというシンプルな方針で臨むことにしました。確実に死ぬ☠️ことが分かっていたので朝からド緊張していました。
 招集所で先輩たちが「実力は団子、何が起こるか分からない」と話していましたが、自分の中ではどうしても厳しいレースになるイメージの方が強く、とにかくいけるとこまで着いて行こうとだけ考えていました。
 スタートし、1周目は55秒台というボクとしてはかなり速いペースで入ったため、全く余裕はありませんでした。そこから徐々に苦しくなり、ラスト200mでは身体はもうデロデロのベタベタ。その時に一緒に走ってた先輩から「チバタク、いくぞ!」という声が聞こえてきました。(800だぜ?そんなんできる普通?)それで急に身体が軽くなったわけではありませんが、気持ちが奮い立ち最後まで動かし続けることができました。おかげで最後に1人をかわして5位でフィニッシュ。タイムは1’56”11、大学ベスト。

決勝 ラスト100

ゴール後

 北大800勢は1位、4位、そしてボクが5位。優勝した先輩は闘志むき出しで本気で喜び、4位の先輩は本気で悔しがっていました。一方でボクはなんか爆発的な感情はなく、じわじわ湧き上がる複雑な感情でした。朝からの緊張が解けた安心感、大学ベストを更新できた手応え、まだ満足できる結果ではないという思い、そして、体調不良がなければもっと走れたのではないかという悔しさなどが入り混じっていました。
 ただ、その中でも一番大きかったのは、この冬から続けてきた取り組みがあながち間違ってなかったし、決して無駄ではなかったと感じられたことです。思うように練習できない期間が長く続きましたが、それでも積み重ねてきたものは確かに残っていました。そう感じられたことが今回の大会で得られた一番の収穫です。
 タイムも順位もまだまだ全然十分とは言えず、大学2年になった今も高校時代の自己ベストとは2秒半以上の差があります。それでも、継続して練習を積むことができれば、まだまだ伸びる余地はあると感じられたのが嬉しかったです。そう感じられたのは大学に入ってから初めてです。

吠える1位の先輩と泣き崩れる2位の同期

ライバルの存在

 上の写真で泣き崩れる札幌学院大学の選手は、東北インターハイで知り合った同期のお友達です。高校時代はボクの方が速かったのですが、今回その選手は決勝で特大の自己ベストを出していました(ボクの自己ベストも余裕で抜かされた)。それでも彼は最後は競り負け、レース後超悔しがっていました。
 その姿を見て、大学ベストごときでホッとしてる自分はまだまだ甘いなと感じましたし、アイツはあんなに高いレベルで戦ってるのに、という悔しさも湧いてきました。同時に、こうして切磋琢磨し、追いかけるべき相手が身近にいることは、本当にありがたいことだとも思いました。

最後に

 今年、北大は史上初めて男女総合優勝を達成しました。そんな歴史的な記録に自分もわずかに貢献できたことを光栄に思います。
 「もっと強くなりたい‼️」「もっと活躍したい‼️」ということはこれまでも何度も口にしてきましたが、今回は以前よりも現実味を持って、自分の目標として考えられるようになった気がします。体調不良が続いた苦しい冬を経て、ようやく次に向けて前向きに取り組む足がかりができた、そんな北海道インカレでした。


最後まで読んでいただきありがとうございました。頑張ります🔥🔥



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