不確かな露光 ―― Re:コンストラクション4Days/Day1
Re:コンストラクション
MC: ユウ
AIが10秒で描き出す完璧な夕焼けより、
ピントのずれたあなたの写真に…
なぜか……涙があふれるのです。
ユウです。
すべてが翻訳され、理解できてしまう息苦しい世界のお話から一転して。
今日からの4日間は、完璧すぎるシステムに人間が仕掛ける、少し不器用な反逆の物語を追いかけてみましょう。
私たちは今、魔法のような時代を生きています。
頭の中に浮かんだ美しい風景や、理想的な被写体を、言葉にして打ち込むだけ。
それだけで、キャンバスには瞬時に、息を呑むような傑作が描き出されます。
【解説:生成AIと完璧な画像の量産】
生成AI(Midjourney等)の登場により、プロンプトを数行入力するだけで、ピントも光も完璧な画像を約10秒で生成できる時代になりました 。
かつてはプロの技術と膨大な時間が必要だった「完璧な視覚表現」のコストは、今や限りなくゼロに近づいています 。
光も、影も、構図も、すべてが100点満点。
失敗という概念が消滅した、美しくノイズレスな世界。
それなのに、今の若い世代を中心に、ある奇妙な現象が爆発的に広がっています。
彼らが今、お小遣いを握りしめて買い求めているのは、最新のAIツールでも高画質なスマートフォンでもありません。
現像するまでどんな風に撮れているか分からないフィルムカメラ 。
画質の粗いオールドデジカメや、わざわざ巻き戻す手間がかかるカセットテープ、レコードです 。
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