遠き光に想いを寄せて――レンズにまつわるエトセトラ:革命の歴史シリーズ Vol.19.1
革命の歴史シリーズ
MC:ユウ × アイ先生
「肉眼の限界を超えようとする欲望は、
星空を覗き込むロマンであると同時に、
水平線の向こうの敵との距離を測るための照準器でもあった」
星空のロマンと、人間の業
ユウ:
あっ、アイ先生……。
ちょっと次の特集に向けて、ちょっと奮発して天体望遠鏡を買おうかと思ってるんです。
アイ:
あら、ユウ。
突然ロマンチストになったのね。
ユウ:
まぁ…ほら、レンズの向こう側に広がる未知の星々を覗き込むのって、ロマンがあるじゃないですか。
自分のちっぽけな悩みなんて、広大な宇宙の前ではどうでもよくなるっていうか。
癒やしですよ、癒やし。
アイ:
癒やし、ね。
現代を生きる私たちにとっては、確かにそうかもしれないわ。
でもね、ユウ。
「肉眼で見えないものを、わざわざ道具を使ってまで見ようとする」こと。
それは決して無邪気な探求心なんかじゃない。
人間が逃れられない、恐ろしい「業(ごう)」なのよ。
ユウ:
業……?
ただ遠くの星を見たいだけなのにですか?
アイ:
ええ。
あなたが今買おうとしているその筒状の道具は、かつて人類が築き上げた「完璧なシステム」を破壊し、さらには水平線の向こうの命を奪うための「革命の兵器」として進化してきた歴史があるの。
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