無機質がこぼした雫――宇宙(そら)を見上げる4Days/Day3
宇宙(そら)を見上げる4Days
MC:アイ
▶️虚空をすくう手のひら ―― 宇宙(そら)を見上げる4Days/Day2
「宇宙には、善意も悪意も存在しない。
ただ、私たちが一歩でも外へ出れば即死する、
冷徹な物理法則の海が広がっているだけだ」
ロマンという名の擬人化
アイです。
ミライが広大なスケールにはしゃぎ、ユウが誰からの返事もないと感傷に浸っていたこの2日間。
読者の皆さんは、宇宙という暗闇に対して、ずいぶんと情緒的な恐れを抱いているようね。
誰もいない部屋。
返事のないメッセージ。
息が詰まるような孤独感。
それは確かに恐ろしいかもしれないわ。
でも、私に言わせれば、それはまだ宇宙を「人間に似た何か」だと勘違いしている証拠に過ぎない。
沈黙している、無視されていると感じるのは、あなたが「相手には意志があるはずだ」と無意識に期待しているからよ。
本当の恐怖は、孤独なんかじゃない。
宇宙は、人間に対して完璧に「無関心」である。
この事実よ。
宇宙には、善意も悪意も存在しない。
ただ冷徹な物理法則だけが稼働している。
そして、その完全なる無関心は時として、人間に向けられた「殺意」や「暴力」と全く同じ結果をもたらすの。
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