2000年代エモ/パワーポップシーン代表的バンド「ハローグッバイ(Hellogoodbye)」

みなさんこんにちは。

今回は2000年代エモ/パワーポップシーンを語るうえで欠かせないバンド――

**ハローグッバイ(Hellogoodbye)**を取り上げます。

キラキラのシンセサウンド、甘酸っぱいラブソング、

そしてMySpace時代を象徴するDIY精神。

彼らはなぜあの時代の若者の心をつかみ、

「Here (In Your Arms)」で全米ヒットを記録したのか?

今日はその軌跡をじっくり解説していきます。


ハローグッバイは、

ボーカルのフォーレスト・クラインを中心に、

2001年、カリフォルニア州ハンティントン・ビーチで結成されました。

当時のアメリカ西海岸は、

ポップパンク

エモ

メロディックハードコア

が活況を呈していた時代。

特に彼らが所属することになる

Drive-Thru Recordsは、

ニュー・ファウンド・グローリー

Something Corporate

The Early November

などを輩出した、エモ/ポップパンクの名門レーベル。

つまりハローグッバイは、

2000年代エモ黄金期のど真ん中に登場したバンドだったんですね。


彼らはまずEP『Hellogoodbye (EP)』を制作。

さらにDVD『OMG HGB DVD ROTFL』をネットでリリース。

このあたりのセンス、

完全にインターネット世代です。

しかも当時はまだYouTube黎明期。

MySpaceが音楽拡散の中心だった時代。

ハローグッバイはまさに

“MySpaceスター”の代表格でした。


2006年、

1stフルアルバム

『Zombies! Aliens! Vampires! Dinosaurs!』

をリリース。

邦題は

「ゾンビーズ!エイリアンズ!ヴァンパイアズ!ダイナソーズ!の逆襲!」

タイトルからして完全にティーンカルチャー全開。

このアルバムの特徴は、

チープで可愛いシンセ

打ち込みビート

甘くて少しナードなボーカル

ポップパンク由来の疾走感

つまり、

エモ × エレクトロポップの融合

これが彼らの最大の武器でした。


そして2007年。

シングル

**「Here (In Your Arms)」**がラジオで再浮上。

これが大ヒットします。

ビルボード Hot 100:14位

ポップ100:9位

プラチナ認定

さらに、

全米3つの深夜トーク番組に出演

一気にメジャースターの仲間入りを果たします。

この曲は、

シンプルなコード進行

リズミカルな打ち込み

そしてとにかく覚えやすいサビ。

「君の腕の中にいられたら」

という超ストレートなラブソング。

2000年代半ばの

“キラキラ青春感”の象徴とも言える一曲です。


2007年3月には、

MTVの番組

『Engaged and Underage』で

「Oh, It is Love」がテーマ曲に採用。

iTunesでは過去曲のリミックスEPも発表。

この頃の彼らは、

ラジオ

MTV

iTunes

MySpace

という、

当時の音楽拡散プラットフォームを完全に制覇していました。

まさに時代の申し子。


しかし2008年、転機が訪れます。

キーボードの

ジェッシー・カーヴィンクが大学卒業のため脱退。

代わって加入したのが

The Early Novemberの元メンバー

ジョー・マーロ。

さらにドラムの

クリス・プロフェタも離脱し、

元メンバーの

アーロン・フローラが復帰。

この時期はラインナップが揺れ動きます。

同時に、

Never Shout Never

Ace Enders

PlayRadioPlay!

らと全米ツアーを敢行。

ここで見えてくるのは、

エモ/ポップパンクシーンの世代交代。

ハローグッバイは

“シーン初期の象徴”から、

“中堅ポジション”へと移行していきます。


初期は

シンセ主体

エモポップ

ティーン向けポップパンク

でしたが、

徐々にフォークやインディーポップ色を強めていきます。

フォーレスト・クラインは

単なるナードポップの人ではなく、

実は非常にメロディセンスの高いソングライター。

そのため、

年齢を重ねるごとに

よりナチュラルで温かみのある音へと進化していきました。


「Hellogoodbye」という名前。

一見キャッチーですが、

クラインによると

“今あるチャンスを逃さない”

“出会いと別れ”

というテーマが込められている。

しかし実は、

アメリカの人気ドラマ

「Saved by the Bell」に触発されたもの。

さらに影響元として

ビートルズの「Hello, Goodbye」を挙げています。

つまり、

ポップカルチャーへの愛と

クラシックポップへのリスペクト。

この両方が詰まった名前なんですね。


ハローグッバイが重要なのは、

「エモ」と「エレクトロポップ」を

自然に融合させたこと。

後の

Owl City

The Ready Set

Metro Station

などのサウンドにも通じる流れを作りました。

そして何より、

インターネット発ヒットの先駆け

だったこと。

今では当たり前のSNSブレイク。

その原型がここにあります。


ハローグッバイは、

MySpace世代の象徴

Drive-Thru黄金期の一角

「Here (In Your Arms)」の大ヒット

エモ×エレクトロの架け橋

という存在でした。

2000年代半ばの

甘酸っぱくて、少しオタクっぽくて、

でも最高にポップだったあの空気。

それを閉じ込めたバンド。

それが

ハローグッバイです。


みなさんは

ハローグッバイのどの曲が好きですか?

コメントで教えてください。

このチャンネルでは

エモ、パワーポップ、インディー、オルタナを中心に

音楽の背景を深掘りしています。

それではまた次回。

Hello…

そして Goodbye。

Here (In Your Arms)/Hellogoodbye

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