記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

【アニメ感想】おにまい12話「人生が二度あれば」お兄ちゃんはおしまい!

こんにちは、アッ子Pです。今回は、『お兄ちゃんはおしまい!』12話、最終話の感想をお届けします。

※ネタバレを含みますのでご注意ください。


《人生が二度あれば》

今回は、みんなで温泉旅行に行ったものの、薬が切れてパオーンが復活してしまうというドタバタ劇から始まります。

その騒動がきっかけとなり、「男に戻るチャンス」を目前にしたまひろが、どんな選択をするのか──という、最終話にふさわしい展開になっていました。


《新しい生活と再構築》

もともとまひろにとって、JCにされてしまう薬を飲まされたのは、突然で不本意な出来事でした。

しかしその後、みはりとの関係をやり直し、新しい友人たちとの絆を築いていくことで、彼は「新しい居場所」を見出していきます。

「おにまい」という作品が描いてきたのは、まさにその《再構築のプロセス》だったと言えるでしょう。


《英雄譚との対比》

もしこれが典型的な英雄譚だったとすれば、「JCにされる」という試練を乗り越え、最後には元の男性として成長して帰還する──という構造になったはずです。

でもまひろが選んだのは、《今の姿のままでここに留まる》という選択。

それは、大人になることの否定ではなく、《人間が持つ夢の肯定》でもあります。

井上陽水の「人生が二度あれば」が暗示するような、《別の人生》を自ら選び取ったのです。


《別れではなく、継続》

あの場で元に戻るということは、自分の居心地の良さを失うだけでなく、

今まで築いてきた友情を一瞬で断ち切るという、《取り返しのつかない別れ》を意味します。

それができなかったまひろの選択には、確かな感情の重みが宿っていました。

雪が降ってきます。

雪は、すべてを覆い隠し、まひろの「秘密」もそっと包み込みます。

同時に、それは手のひらで消えてしまう《儚さ》の象徴でもあります。


《彼ではなく、彼女として》

まひろは、振り返ります。

偶然始まった「第二の人生」。でもそれは、とても心地よかった。

そして今、彼(彼女)は、自分の意思でその道を選びました。

それは、友人との絆を守る選択であり、兄弟としての関係を再び結び直す選択でもありました。

この物語は、みはりとの関係で始まり、みはりとの関係で閉じられたのです。

最後には、新キャラらしき存在も登場し、《未来の可能性》もちらりと見せてくれました。


《締めとして完璧》

個人的には、非常に完成度の高い最終話だったと思います。

感情の着地、テーマの回収、未来への余韻──すべてが揃った《理想的な締め》でした。

『お兄ちゃんはおしまい!』12話、感想はアッ子Pでした。


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集