幾千幾万の星を集めて✨
片桐みかんさんのお題に参加させていただきます✨😌✨
🍊第44回 3つのお題(ファンタジー)
星くずが降る駅のホーム

この駅には何度来ただろう。
彼とのいつもの場所
私は、駅のベンチに腰掛け、
今日あった事を
また、手紙に書く。
宛先には彼の名前だけ…
書き出しは、
「親愛なる彼へ
今日は、ちょっと良いことがあったんだ~。」…
そして、いつもの様に、
「いつまでも…私より」で締めくくる。
封筒に書いた便箋を入れ、
近くのポストに走る。
夜を集める古いポスト

このポストは、もう集配されることはない。
何度、続けて来ただろう。
ポストは私から彼宛の手紙だけで
こぼれ落ちそうだ。
この日も、そんなポストへ手紙を押し込む…
すると、
ポストの中から、
数多の星が流れ出した。
それは、束になり山の方へ向かっていく。
慌てて私は、山の方へ駆け出した。
もう一度だけ会えるなら
息を切らしながらたどり着いた山の中腹に、
星の渦が塊となっている。 近づいた先に、私はハッとした。

彼だ!
彼の姿だ!
煌めく星屑が彼の姿を形作っている。
「ありがとう」
「ありがとう」
2人の声が重なった。
「やっと星になれる」
彼はそう言って
私に温かい微笑みを浮かべた…
いつの日だったか、
「なぜ一緒に居てくれないの。」
と腹を立てて、書いた言葉も。
「もう、駅には来ない。」って書いてしまった言葉も。
全ては幾千幾万の煌めく星となって、
彼と共に空へ昇っていく…
いいなと思ったら応援しよう!
いただいたチップは、本の出版に向けての活動資金や
占い🔮をもっとより良きものにするためのカード購入資金に
に使わせていただきます!
応援よろしくお願いします🥰