「桐島、部活辞めるってよ」読書感想
ずっと読みたいと思っていたのに、何年も読めていなかった。この作者の作品は「何者」しか読んでいないかも。
でもずっと気になっていた。「正欲」も映画を見たいと思っていたのに見れていない。
′23年監代表シナリオ集も持っているのに(「ゲゲゲの謎」が載っていたので買った)。
朝井リョウさんは「桐島、…」で小説すばる新人賞を獲ってデビューした。この作品がヒットして映画化もしたので、てっきりもっと前から作家なのかと思っていた。なんかすごく流行った気がする。この頃高橋優も好きだったし神木くんも好きだったのに、映画を見に行っていないのはなぜなのか。多分3.11の頃だったのかも。
作品を読んだら、高校生の頃とか学生だった頃にタイムスリップしたみたいだった。学校の中のヒエラルキーとか
「君たちは白いキャンバスだ」と言われる所とか、自由があるはずなのに実際は閉塞感ばかり感じてたこととか。
そういう事が余すところなく描かれている。トップランク辺りにいる人たちの話はあまり共感できなかったけれど、下の方の人たちの話は読んでてうんうん、とうなずいたり。
でも、これになら情熱を傾けられる! っていうのは自分はなかったなあとか。
いや、あったよ一応。でも絵も中学位までは褒められたけど高校は全然だったし、美大なんて行けるような家じゃなかった。他にも夢は一応あったけど、あんまり努力してなかったな…と思う。
1日1日で精一杯だったし、中の中位の学校に行ったけど授業は全然ついていけなくなって成績は下がる一方で、大学も行けるのか? 私…て感じだった。
地方の片田舎で絶望しかなくて、でも大阪か東京へ行きたい、と思ってた。
なんか今と同じような諦めを感じていたかもしれない。
でも、今からでもやり直せるよね。と思えるような内容だった。
多分、その時期の朝井さんしか書けなかった内容かもしれない。
だから繊細で壊れやすくて、その分美しくて人の心をとらえるんだろうなあ。悔しい(何様)
自分語りが多かった…失礼しました。
