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光 その③(ショートショート 140字小説 )

 彼は瞳が真っ黒で、光がない。けれどそれはとても綺麗で、黒曜石のようだ。
 私はよくその顔を眺める。
「何してるの」と鬱陶うっとうしそうに聞かれても、ふふと笑うだけだった。
 そばにいると、その闇を共有している気がして嬉しかった。夜はその深くて柔らかい暗闇に抱きしめられて眠った。

              了


光という字で140字小説を書きました。3作の中でこれが一番好きかも。

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